個人投資家として活躍するひろぴー氏が、独自の最新マーケット分析を毎週公開します。現在のFXマーケットを取り巻く情報の整理をする際、また短期間の FXトレード戦略を考える際に、お役立てください。
作成日時:2024年6月5日14時
執筆:CXRエンジニアリング株式会社 代表取締役 ひろぴー
インドが震源地?初めてインド市場で世界が動いた!
出所:TradingView
今月に入り、ドルが調整を開始しつつあります。米ISM製造業景況指数の影響を受けてドル/円、クロス円は反落。
さらにインドの総選挙にて、モディ首相率いる与党は単独過半数を割り込んだ。
これに嫌気を指したのか、インド株式市場は大幅安となり、世界全体の金融市場に影響が出たようです。
それほどインドの存在感が増してきており、10-15年前の中国のようです。
ドル/円はしばらく13時以降、要注意か ?
出所:TradingView
ドル/円1時間足分析から入ります。
インドの株式市場は日本時間の12時45分からチャートが動き始めます。13時以降から要注意でしょうか?
イメージ的には、本日のオープンで昨晩のショックを和らげるような回復を見せて、そこが逃げ場となるようにも感じます。
よって、ドル/円はチャートに記載したレジスタンスラインが注目したいところです。 目先の大幅下落にフィボナッチを引きました。
戻りの目安は、フィボナッチ50%戻しとレジスタンスラインが重なる156円手前です。
まず、売りから狙う場合は、このポイントからの戻り売りトレードが有効そうです。
さらに61.8%戻しとレジスタンスラインが再び重なる156.35円、ここが第二の売り場ではないでしょうか。
今夜はISM非製造業景況指数の発表があり、さらに金曜日は雇用統計です。
先月の米経済指標の悪化の流れからすると、これらの指標も悪化しているように考えます。昨晩のJOLTSも市場予想を大幅に下回りました。2ヶ月連続で大幅に下回ったことを受け、明日の新規失業者保険申請件数も増加しているかもしれません。
ドル売りイベントが目先多そうです。今回の下落でドル/円の買いポジションは多く捕まったでしょう。一度、逃げるべきだと考えます。先月の雇用統計後やCPI後の安値付近まで再度押し戻されるように思い始めました。
中長期的にはまだ上昇を堅持しているのですが、向こう1週間に限り、短期的に売り目線でドル/円はトレードしていきます。
リスクオフを意識?ドル/スイスも戻り売り狙い
出所:TradingView
続いて、ドル/スイス日足チャートです。今年のスイスフランは弱かったのですが、ここ数日で極端に強くなってきました。
日足トレンドラインを右方向にしっかりと抜けてきています。
ネックラインもしっかりと割り込みましたので、下落トレンド開始の合図かもしれません。
ドル/スイスは中長期的に下落方向を意識し、ショートトレードを開始していこうと思います。
もちろん、ネックラインからの売りを検討していますので、0.8990手前のレジスタンスラインをバックに売り上がる目線です。
ドル/スイス、0.8990をバックに売り上がり
出所:TradingView
さらに1時間足でポイントを絞っていきます。同じくフィボナッチを引きました。
目先、ドル/円の反発と比べてかなり反発力が弱いです。やはりリスクオフ警戒によるスイスフラン買いが強いように感じます。
フィボナッチ38.2%戻しがレジスタンスラインと重なるクラスターポイントです。
0.8990のラインをバックに戻り売り戦略が無難かもしれません。
今週はこの価格を意識し、ドル/スイスのショートを開始します。
目先、ドル/円は短期的に売りトレードを。ドル/スイスは中期的に売りトレードを実施していきたいと思います。
【ひろぴー氏出演動画】
FX&Cryptoトレーダー、業界ニックネームは「ひろぴー」。ラジオ日経パーソナリティ、FX会社や仮想通貨取引所のコラムニストとして活動の場は多岐に渡る。自らのトレーディングノウハウから、ユーザビリティの高いインターフェース総監督を担う。FX会社や金融プラットフォーム開発エンジニアリング企業、仮想通貨取引所へのコンサルティング業が主。 2019年7月より TradingView Japan の Marketing Director に就任。
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