「ドル/円」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。
執筆:外為どっとコム総合研究所 宇栄原 宗平
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今日のドル円 テクニカル分析で環境認識
①日足:152円突破あるか・・・3本の移動平均線が強気のパーフェクトオーダーを形成し上昇基調は継続と見れます。そうした中で、151.90円台で伸び悩むも10日線を支持に安値を切り上げており上値トライの可能性を残しています。仮に152.00円を突破した際には上昇に弾みがつき153円をターゲットとした値動きとなりそうです。万一、反落したとしても20日線が位置する151.00円付近が支持となり底堅い推移が続くと考えられます。
ドル/円 日足チャート
今日のトレードシナリオ:レンジ取引
②相場展開の予想・・・米3月消費者物価指数(CPI)発表までは方向感なく小動きの展開となりそうです。もみ合い相場が続くようだと取引せずに様子を見るという判断も重要となりそうです。
③トレードタイミング・・・押し目買いポイントは、151.50‐151.60円、151.00-151.20円程度と見ます。また、151.80-152.00円付近で伸び悩むようだと売り場となりそうです。米3月CPIの結果を受けて152円を突破した際に値動き次第では本邦当局による円買い介入が入る可能性もあります。買い場を探したい場面となりそうですが、介入に注意しつつ取引を行う必要があります。
ドル/円 60分足 ネオチャート(図1)
ドル/円 外為注文情報(図2)
https://www.gaitame.com/markets/order/
今後の注目経済指標・イベント
今夜は米3月CPIに注目が集まります。市場予想は前年比+3.4%と前回(+3.2%)から伸びが加速すると見られています。一方でコアCPIは前年比+3.7%と前回(+3.8%)から伸びが鈍化する予想になっています。仮に市場予想を上回る結果だと米長期金利の上昇に連れてドル/円は34年ぶりの152円台へ上昇する可能性があります。なお、上昇の勢い次第では本邦当局による円買い介入が実施されることも考えられるため注意が必要でしょう。
4/10(水)
21:30 カナダ2月住宅建設許可件数
21:30☆米3月消費者物価指数
21:45 ボウマンFRB理事講演
22:45☆カナダ中銀政策金利
23:00 米2月卸売売上高
23:30 EIA週間原油在庫統計
25:45 グールズビー米シカゴ連銀総裁、バーキン米リッチモンド連銀総裁講演
26:00 米10年債入札(390億ドル)
27:00 米3月財政収支
27:00☆FOMC議事録
----- 日米首脳会談
※☆は特に注目の材料
『20時からFXライブ配信(19時30分~宇栄原塾)』
経済指標・イベントの結果について
主要な経済指標・重要イベントの結果について、最新情報は外為どっとコムサイトの「経済指標カレンダー」で確認できます。
お知らせ:FX初心者向けに12時からライブ解説を配信
外為どっとコム総合研究所の調査部に所属する外国為替市場の研究員が、FX初心者向けに平日毎日12時ごろからライブ配信を行っています。前日の振り返り、今日の相場ポイントなどをわかりやすく解説しています。YouTubeの「外為どっとコム公式FX初心者ch」でご覧いただけます。
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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