豪ドル/円今日の見通し「注目の米雇用統計！豪ドル円は100円台で下落し、二度目の長い上ヒゲ…」2024/4/5

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オーストラリアの通貨「豪ドル」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。

執筆：外為どっとコム総合研究所　中村　勉

豪ドル(AUD)トレードに関わる現在までの相場トピック

・NY原油先物市場は続伸。イランがイスラエルに攻撃をする可能性が高まっていることで中東の地政学リスクが上昇したことが原油の買い材料となった。終値は前営業日比+1.16ドルの1バレル=86.59ドル（4月4日）。

＜WTI原油・商品CFDチャートはこちらはこちら＞

・3月27日に発表された豪2月月次消費者物価指数（CPI）は前年比+3.4%で前月から横ばいだった。1月31日に発表された豪10‐12月期CPIは前年比+4.1%となり、前四半期（+5.4%）から鈍化した。

・3月21日発表の豪2月雇用統計は、雇用者数が市場予想（4.00万人増）を大幅に上回る11.65万人の増加だった。失業率は3.7％へ改善（前回：4.1%）、労働参加率は66.7%だった。

・3月19日に豪準備銀行（RBA）は金融政策決定会合を開催。政策金利は4.35%で据え置きとなった。

今日の豪ドル(AUD)トレード　メインシナリオ

注目の米雇用統計！豪ドル円は100円台で下落し、二度目の長い上ヒゲ…

昨日はNY時間午後に入り、中東の地政学リスクの高まりを受けてリスク回避の動きが強まったことで、それまで売られていた円や米ドルが買い戻される動きとなった。2014年12月以来の高値となる100.39円前後まで上昇していた豪ドル/円は99円台半ばまで押し戻されることとなった。これで豪ドル円は3月21日に続いて100円台に乗せると何かしらの材料が出て長い上ヒゲを形成することになった。

本日は米3月雇用統計が発表される。米連邦準備制度理事会（FRB）の利下げ開始時期や年内の利下げ回数を巡り市場の思惑が交錯しているため、米3月雇用統計の結果次第で豪ドル/円は上下どちらにも大きく動く可能性がある。
また、中東の地政学リスクが高まっていることは懸念材料として留意しておきたい。

想定される個別シナリオ

■米雇用統計が強い結果となる
⇒FRBの利下げ観測が後退する
⇒米国の長期金利が上昇
⇒米ドルが買われる
⇒豪ドルは対米ドルで売られる

豪ドル/円最新チャート分析

今後の注目経済指標・イベント

米3月雇用統計
日米株価動向

「ぴたんこテクニカル」内「お天気シグナル」の分析結果

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円、豪ドル/米ドルともに雨。6時に豪ドル/米ドルの移動平均で売りシグナルが点灯。

【情報提供：外為どっとコム】

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