「ドル/円」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。
執筆:外為どっとコム総合研究所 宇栄原 宗平
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今日のドル円 テクニカル分析で環境認識
①週足:152円突破かトリプルトップか・・・3本の移動平均線が上向きで強気のパーフェクトオーダーを形成しているため上昇基調が継続していることが分かります。アセンディングトライアングルを形成する中で3度目の上値抵抗となる151.90-152.00円を明確に突破すれば上昇の勢いが強まり155円を視野に入れた相場展開となりそうです。なお、反落した場合はトリプルトップが意識されそうですが、直近安値を下抜けるまで上昇目線に変化はありません。
ドル/円 週足チャート
今日のトレードシナリオ:買い目線
②相場展開の予想・・・先週から151円台で方向感のない推移が続いています。そのため、レンジ取引を意識するのも一つです。ただ、上昇基調が継続していますので買い取引に優位性があると見ています。
③トレードタイミング・・・押し目買いポイントは、151.00円、150.50円、150.00円付近と見ます。また、152.00円を突破するようだと高値模索の展開となりそうです。
ドル/円 60分足 ネオチャート(図1)
ドル/円 外為注文情報(図2)
https://www.gaitame.com/markets/order/
今週の注目経済指標・イベント
パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は予想外に失業率が悪化すれば利下げに踏み切る可能性があると表明しました。2日の米2月JOLTS求人件数や5日の米3月雇用統計など労働関連指標に注目が集まるでしょう。
4/1☆米3月ISM製造業景況指数
4/2☆独3月消費者物価指数・速報値
4/2◎米2月JOLTS求人件数
4/2◎ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁講演
4/2◎メスター米クリーブランド連銀総裁講演
4/2◎デイリー米サンフランシスコ連銀総裁講演
4/3☆ユーロ圏3月消費者物価指数・速報値
4/3◎米3月ADP全国雇用者数
4/3☆米3月ISM非製造業景況指数
4/3☆パウエルFRB議長講演
4/4◎米2月貿易収支
4/4◎米新規失業保険申請件数
4/4◎メスター米クリーブランド連銀総裁講演
4/5◎カナダ3月雇用統計
4/5☆米3月雇用統計
☆特に重要 ◎重要
『20時からFXライブ配信(19:30~宇栄原塾)』
経済指標・イベントの結果について
主要な経済指標・重要イベントの結果について、最新情報は外為どっとコムサイトの「経済指標カレンダー」で確認できます。
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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