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ドル円予想:円安けん制発言で下落も小動き、ドル買い継続か 2024/4/1(月)井上義教

 

ドル円小動き、円安けん制発言で下落も円高に進む要因はない【明快!テクニカルレビュー】

動画配信期間:2024/04/01~2024/07/01

大手銀行で為替・債券・スワップ市場のチーフディーラーとして活躍した経験を持つ百戦錬磨のプロトレーダー、井上義教氏が、毎週掲載される「FX ウィークリーテクニカルレポート」のレビューを明快に解説いたします!

時間がない方向け「ポイント要約」

FX
ドル円
円安けん制発言で下落も小動き
売りか買いかと言われれば買いか
ユーロ円
まだ高値圏にあるという印象
ポンド円
短期移動平均線に頭を抑えらるが、下落するわけでもない
豪ドル円
買いとも売りとも言えない感じ
対ドル(ユーロ・ポンド・豪ドル)相場
大きく売られるような印象はない
ただ、少なくとも買いではない

CFD
日経平均
強い印象
目先は大きな売りにはならないと思う
金(ゴールド)
チャート的には買い
ただし、かなり過熱感があるので注意
WTI原油
売りか買いかと言えば買い

目次

0:00 今回のダイジェスト
0:23 オープニング 今週からCFDコメントも
0:45 ドル円分析:円安けん制発言で下落も小動き
1:24 ユーロ円分析:まだ高値圏を維持
1:54 ポンド円・豪ドル円分析:売りでも買いでもない状況
2:34 対ドル相場分析:買いではなさそう
4:32 日経平均・金(ゴールド)・原油相場分析
7:43 【PR】口座開設特別キャンペーン

ドル円分析:円安けん制発言で下落も小動き(要約)

最近はあまり動きがなくなってきましたね。休日の影響もあるかもしれませんが、全体的にバランスのとれた印象を受けています。
ドル円の日足チャートを見ても、小動きですね。水曜日に若干上値を試しましたが、円安けん制をするような発言が出たため、下落しました。ただ、円高に進む要因もないようです。

【ドル/円(USD/JPY) 日足チャート】※2024年3月31日 15:05頃

最新の為替チャート|ドル/円(USDJPY)|日足」はこちら

高値をキープしていること自体は悪くないと思うので、売りか買いかと言われれば買いかなという気もしますが…といったところでしょうか。

ユーロ円分析:まだ高値圏を維持(要約)

ユーロ円はドル円と比べると多少の動きはあるものの、少し買われて、少し売られて…という感じです。

【ユーロ/円(EUR/JPY) 日足チャート】※2024年3月31日 15:05頃

最新の為替チャート|ユーロ/円(EURJPY)|日足」はこちら

先々週の19日、20日の2本の陽線を撃破したわけではないので、まだ高値圏にあるという印象です。MACDは若干デッドクロスを示していますが、あまり気にする必要はないでしょう。

ポンド円・豪ドル円分析:売りでも買いでもない状況(要約)

ポンド円は横ばいですね。短期移動平均線に頭を抑えられていますが、下落するわけでもないといった状況です。

【ポンド/円(GBP/JPY) 日足チャート】※2024年3月31日 15:05頃

最新の為替チャート|ポンド/円(GBPJPY)|日足」はこちら

 

オージー円も同様に、買いとも売りとも言えない感じですね。

【豪ドル/円(AUD/JPY) 日足チャート】※2024年3月31日 15:05頃

最新の為替チャート|豪ドル/円(AUDJPY)|日足」はこちら

先週の木曜日には下落しましたが、ヒゲを伴って反発し、金曜日は陰線となり終値ベースでは安く引けています。ただ、19日、20日の陽線の威力はまだ残っていると考えるのが妥当でしょう。売りでも買いでもないといった感じです。

対ドル相場分析:買いではなさそう(要約)

対ドルでは若干の動きが見られます。
ユーロドルのチャートを見ると、先週は少し反発しましたね。

【ユーロ/ドル(EUR/USD) 日足チャート】※2024年3月31日 15:05頃

最新の為替チャート|ユーロ/ドル(EURUSD)|日足」はこちら

これにより、先々週の木曜日、金曜日の下落はやや否定された感じもしましたが、火曜日の足を見ると、上ヒゲを伴った小陰線で、上昇を試みたものの失敗に終わったことがわかります。その後の水曜日から金曜日にかけては、下押しの流れになりました。大きく売られるような印象はありません。ただ、少なくとも買いではないですね。21日には実体線が上昇を試みた後、上ヒゲを伴って陰線で引け、3本の移動平均線を上下にまたぐ形になっています。その後は短期移動平均線を下回って推移しているので、これで買いとは言えないでしょう。もう少し様子を見ようと思います。

ポンドドルも同様の状況で、中期と長期の移動平均線が横ばいの中、下に位置しています。

【ポンド/ドル(GBP/USD) 日足チャート】※2024年3月31日 15:05頃

最新の為替チャート|ポンド/ドル(GBPUSD)|日足」はこちら

時間が経てば買い方が諦めて投げてくる可能性はあるかもしれません。

豪ドル米ドルも同じですね。安値圏でうろうろしている間は買いではないと考えていいでしょう。

【豪ドル/米ドル(AUD/USD) 日足チャート】※2024年3月31日 15:05頃

最新の為替チャート|豪ドル/米ドル(AUDUSD)|日足」はこちら

安く引ければ引けるほど、買い方が少しずつ諦めて投げてくるような動きが期待できればと、淡い期待を込めながら対ドルでドル買いのポジションを持っている、といったところでしょうか。

日経平均・金・原油相場分析【CFD】

日経平均は強い印象ですね。中期移動平均線は上昇を続けていて、それに沿った形で下落すると下げ止まって買いが入るという動きになっています。

【日本N225 株価指数・商品CFDチャート】※2024年3月31日 15:05頃

最新の為替チャート|日本N225 株価指数・商品CFDチャート|日足」はこちら

長期移動平均線も上向きです。長期のチャートを見ても同じような感じで、横ばいだったのは昨年の12月頃でしょうか。年明け以降はずっと買いで来ているので、目先は大きな売りにはならないと思います。

そして、驚くべきチャートは金のスポットプライスです。

【金スポット 株価指数・商品CFDチャート】※2024年3月31日 15:05頃

最新の為替チャート|金スポット 株価指数・商品CFDチャート|日足」はこちら

先週の月曜日は陰線でしたが、火曜日から金曜日まで連続で陽線となり、特に木曜日と金曜日は大きく上昇しました。チャート的には買いでいいように思えますが、長期移動平均線からの乖離が目立ってきています。チャートの期間を長くしてみても、ここまで乖離が広がっているのは稀です。チャート的にはかなり過熱感があります。ただ、売りではないですね。できれば木曜日の終値あたりで買いポジションを持っていれば、金曜日の上昇が取れたのにと思うかもしれません。

原油については、買いの感じがしますね。

【WTI原油 株価指数・商品CFDチャート】※2024年3月31日 15:05頃

最新の為替チャート|WTI原油 株価指数・商品CFDチャート|日足」はこちら

長期移動平均線が下向きから横ばい、そして上向きに転じています。中期も上向きで、短期移動平均線の上で実体線が高く引けているので、売りか買いかと言えば買いでしょう。

FXとCFDには似ている部分もあれば、違う部分もあります。FXは通貨間の比率なので本質的な価値はありませんが、CFDには価値のあるものとないものがあります。株式は明らかに価値がありますが、金などは価値があるかどうか疑問です。みんなが価値があると思っているから価値がついているのかもしれません。
動きは少ないですが、油断せずに切るべきところは切るという姿勢が大切ですね。

「FX ウィークリーテクニカルレポート」
https://www.gaitame.com/media/entry/2024/04/01/101749

 
井上義教 氏
株式会社チャートリーディング 代表取締役 昭和39年東京都生まれ。 昭和63年大阪大学経済学部卒業、同年大和銀行入行、平成3年よりロンドンの証券現法にてディーリング業務に従事。 平成15年に退社するまで為替・債券・スワップ市場を歴任、チーフディーラーとしてチームを統括。 平成28年 株式会社チャートリーディング設立とともに代表取締役に就任。
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