【ドル円週間予想】短期は強気。149.30以下で終えた場合は調整下げ局面入りへ。
直近の日足は10日振りに小陰線で終え、上昇一服となりました。151.60-70の日足の上値抵抗を実体ベースで上抜けられずに終えていますが、下げエネルギーの強いものではなく、短期トレンドも強い状態にあるので、週初の下値トライに失敗すれば上値トライの流れに戻すと見られます。但し、150円台を割り込んで終えた場合は日足の形状が悪化して下値余地が若干拡がり易くなります。149.30以下で終えた場合は短期トレンドを“ニュートラル”な状態に戻して148円台の足元を固め直す動きへ。可能性がやや低いと見ますが147円台を割り込んで終えた場合は新たな下落リスクが点灯、146.40以下で終えた場合は短期トレンドが“ドル弱気”に変化して143~144円方向への一段の下げに注意が必要となります。逆に151.60-70の抵抗を上抜けて終えれば強気の流れに戻して152~154円ゾーンの上値抵抗をトライする動きへ。日足の上値抵抗は151.60-70,152.20-30,153.10-20,154.00-10に、下値抵抗は、151.00-10,150.40-50,150.00-10,149.30-40にあります。21日、120日、200日移動平均線は、149.60,148.00,146.65に位置しており、短・中期トレンドをサポート中です。
一方週足を見ると、2週連続陽線引けとなり短期トレンドは強い状態を維持しています。151.50-60の週足の抵抗を上抜けきれずに越週しましたが、週足の形状が安定しており、今週も上値トライの動きが継続すると見られます。但し、日足が149.30以下で終えるか、週足が149円台を割り込んで越週した場合は、短期トレンドが変化して調整下げ局面入りの可能性が高くなり、146~147円台の足元を固め直す動きが強まり易くなります。この場合でも143円を割り込んで越週しない限り、調整下げの範囲内となります。今週の週足ベースで見た上値抵抗は151.50-60,152.10-20,154.00-10に、下値抵抗は150.30-40,149.80-90,148.90-00にあります。31週、62週移動平均線は147.86と142.47に位置しており、中期トレンドは“ドル強気”の流れ変わりありません。
今週の戦略は、ドル買いは150.40-50の押し目待ちとします。損切りは149.40で一旦撤退です。売りは今週いっぱい様子見です。
上値は、151.60-70にやや強い抵抗が出来ていますが、これをクリアすれば151.80-90,152.10-20,152.50-60,153.10-20,153.60-70,154.00-10にある抵抗をどこまでクリア出来るかトライする動きへ。下値は、151.10-20にやや強い抵抗が出来ていますが、これを下抜けた場合は150.70-80,150.40-50,150.00-10にある抵抗をどこまで切り崩せるかトライする動きが強まり易くなります。これらを全て切り崩して149.30-40の抵抗も下抜けて終えた場合は短期トレンドが変化して、調整下げ局面入りへ。この場合は148.90-00,148.50-60,148.00±10銭、147.60-70,147.00±10銭の抵抗をどこまで切り崩せるかトライする動きへ。さらに、146.40-50の抵抗も下抜けて終えた場合は短期トレンドが“ドル弱気”に変化して144~145円方向への一段の下落に繋がり易くなります。
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