【ドル円週間予想】上値余地を探る動き。148.50超えで終えれば一段の上昇へ。
直近の日足は小陽線で終え、上値トライの流れに変わりない。直近の陽線が上昇エネルギーの強いものではないので上値トライに失敗する可能性にも注意が必要だが、148.40-50の抵抗をしっかり上抜けて終えれば、強い抵抗を上抜けた勢いで一段のドル上昇に繋がり易くなる。逆に週初の上値トライに失敗して147.00-10の抵抗を下抜けて終えた場合は、日足の形状が悪化して下値リスクがやや高くなる。さらに、146.50以下で終えた場合は調整下げ局面入りの可能性が高くなり、ドルの下落幅拡大に注意が必要となる。日足の上値抵抗は148.40-50,149.60-70,150.00±10銭に、下値抵抗は147.60-70,147.00-10,146.50-60,145.70-80にある。
一方週足を見ると十文字の寄せ線で終え、週初の寄り付き水準に戻して引けている。下ヒゲがやや長く下値トライに失敗した影響がより強いことや、前週の寄付き安値の陽線が新たな上昇トレンド入りしており、今週もドルの上値余地を探る動きが継続しよう。今週の週足ベースで見た上値抵抗は148.50-60,149.60~149.80,150.40-50,151.50-60に、下値抵抗は147.10-20,146.00-10,145.00±10銭にある。147円割れで越週した場合は下値リスクが点灯、逆に151.50-60の抵抗を上抜けて越週した場合は、昨年付けた151.91が二番天井であった可能性を打ち消して、新たな上昇トレンド入りの可能性が高くなる。
今週の戦略は、ドル買いは147.60-70の押し目待ち。損切りは146.90で撤退するか、深い場合は短期トレンドが変化する146.40に置く必要がある。トレンドが強い状態を維持しているので、ドル売りは様子見か149.00に損切りを置くなら148.40-50で軽く試し売り程度に。
上値は、148.20-30,148.40-50にやや強い抵抗があるが、全てクリアして148.50超えで終えた場合は、148.80-90,149.30-40,149.60-70,149.90-00,150.30-40にある強い抵抗をどこまでクリア出来るかトライする動きへ。下値は147.80-90に軽い抵抗が、147.60-70にやや強い抵抗が出来ており、下値余地が限られる展開が予想されるが、これらを切り崩し、さらに、147.00-10の抵抗を下抜けて終えた場合は、日足の形状が悪化して下値リスクがやや高くなる。さらに146.50-60の抵抗を下抜けて終えた場合は、短期トレンドが変化して、下値余地がさらに拡がり易くなる。この場合でも141円を割り込んで越週するか、日足が140円割れで終えない限り、調整下げの範囲内となる。
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