「ドル/円」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。
執筆:外為どっとコム総合研究所 宇栄原 宗平
X(Twitter) : https://twitter.com/gaitamesk_ueha
目次
今日のドル円 トレードシナリオ
テクニカル分析で環境認識
①日足:148円台へ回復できるか・・・前日は一時146円台半ばへ下落。しかし、10・80日移動平均線や昨年11月高値から12月安値への下落幅に対する61.8%戻しの水準が位置する147.50円上へ持ち直しています。同水準を下値支持に再び148円台を回復するか注目です。万一、終値で147.50円付近を下抜けると下値リスクが高まりそうです。
ドル/円 日足チャート
トレード方針:押し目買い方針
②相場展開の予想・・・148円台後半で伸び悩んでいますが、上昇基調継続中のため買い目線は継続です。148円台を回復すれば再び直近高値を試す展開になることも考えられます。
③トレードタイミング・・・押し目買いポイントは、147.50円、147.00円付近とみます。また、148.00円を突破すれば上昇の勢いが強まる可能性があるため買い場がありそうです。
ドル/円 60分足 ネオチャート(図1)
ドル/円 外為注文情報(図2)
https://www.gaitame.com/markets/order/
注目経済指標・イベント
④ポイント解説・・・ 今夜は、米10-12月期国内総生産(GDP)・速報値が発表されます。市場予想は+2.0%と7-9月期(+4.9%)に続き米経済の底堅さを示す結果となるか注目です。その他、米新規失業保険申請件数や米12月新築住宅販売件数などの発表も予定されています。これらの結果を受けて米3月利下げ観測に変化があるとドル/円相場にも影響があるでしょう。
1/25(木)
20:00☆トルコ中銀政策金利
21:00 メキシコ12月失業率
22:15☆ECB政策金利
22:30☆米10-12月期GDP・速報値
22:30☆米10-12月期GDP個人消費・速報値
22:30☆米10-12月期コアPCEデフレーター・速報値
22:30☆米12月耐久財受注
22:30☆米新規失業保険申請件数
22:45☆ラガルドECB総裁記者会見
24:00☆米12月新築住宅販売件数
※☆は特に注目の材料
『17時からFXライブ配信』
経済指標・イベントの結果について
主要な経済指標・重要イベントの結果について、最新情報は外為どっとコムサイトの「経済指標カレンダー」で確認できます。
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。