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ポンド/円 今日の見通し 「本日16:00 英12月CPI!BOEの利下げが年後半に後ずれする可能性も?」FXトレード戦略 2024/1/17

ポンドのFXデイトレードを行ううえで、インプットしておきたいトレードシナリオなどをギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉
Twitter:@gaitamesk_naka
日々、相場情報発信中!

目次 

今日のポンド トレードシナリオ

ここまでの相場

本日16:00英12月CPI発表!
・英11月消費者物価指数(CPI)は前年比+3.9%と前月(+4.6%)から大幅低下。また、CPIコアは前月(+5.7%)から低下し+5.1%だった(12月20日)。

・1月16日に発表された英12月失業率は4.0%で前回(4.0%)から横ばい。9-11月週平均賃金は前年比+6.5%と予想(+6.8%)以上に前月(+7.2%)から低下した。

・1月12日に発表された英11月月次国内総生産(GDP、前月比)は+0.3%となり、市場予想(+0.2%)や前月(-0.3%)を上回った。
11月10日に発表された英7-9月期GDP(速報値)は前期比±0.0%となり市場予想(-0.1%)を上回ったが、前期(+0.2%)から減速した。

・英12月製造業購買担当者景気指数(PMI)と11月サービス業PMIの確報値はそれぞれ46.2、53.4となり、速報値(46.4、52.7)から製造業は下方修正、サービス業は上方修正された。(1月2日、4日)

・12月14日の会合でイングランド中銀(BOE)は政策金利を5.25%で据え置いた。据え置きは3会合連続。金融政策委員会(MPC)メンバーの9人中6人が据え置きを支持、3名が0.25%利上げを支持した。

今日のメインシナリオ

本日16:00 英12月CPI!BOEの利下げが年後半に後ずれする可能性も?

本日は英12月消費者物価指数(CPI)が発表される。英国のCPIは2022年11月に前年比+11.1%でピークに達し、その後の1年間で+3.9%まで鈍化してきている。特に2023年9月からの2カ月間は鈍化のペースが加速している(+6.7%⇒+3.9%)。しかし、英中銀(BOE)のインフレ目標2%まではまだ距離がある。そのため、「BOEの利下げ開始は5月」が市場予想の中心となっている。昨日発表された英9-11月週平均賃金(前年比)は+6.5%で予想(+6.8%)以上に前月(+7.2%)から低下していた。賃金の伸びが大きく鈍化していたため、本日の英12月CPIも市場予想(前年比+3.8%)以上に前月(+3.9%)から低下するとの期待が膨らんでいるようだ。期待通りに予想よりもインフレが鈍化していた場合は、5月の利下げを完全に織り込むことになるだろう。一方で、インフレが反発していた場合には、BOEの利下げ開始時期の後退に繋がる可能性も考えられるため注意したい。

個別の想定シナリオ

■英12月CPIが予想以上に低下していた
⇒市場がBOEの利下げ開始時期を5月と織り込む
⇒英金利が低下する
⇒ポンドは売られる

ポンド/円日足

注目材料

16:00 英12月CPI

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nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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