「ドル/円」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。
執筆:外為どっとコム総合研究所 宇栄原 宗平
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目次
今日のドル円 トレードシナリオ
テクニカル分析で環境認識
①日足:200日移動平均線が支持に・・・ドル/円をテクニカル分析で見ると、前日に上向きの200日移動平均線を突破した後、反発の流れを強めて144円台へ持ち直しました。足元では10日線にタッチしており、しっかりと上抜くようだと11月高値から12月安値への下落幅に対する38.2%戻し水準145.00円付近を視野に入れた展開となる可能性があります。ただ、同水準を上値抵抗に反落することも考えられますので注意しましょう。
ドル/円 日足チャート
トレード方針:145円に向けて買い場探し
②相場展開の予想・・・日銀が金融緩和政策の現状維持を決定したことや、植田日銀総裁の記者会見が穏当であったことなどから、早期マイナス金利解除の思惑は後退したように見えます。12月後半で値動きが出にくくなる中で、145円を上値メドに円売りが強まる可能性がありそうです。
③トレードタイミング・・・145円に向けた値動きの中で買い場を探していきたい局面です。ただ、144円を割り込むようだと売りバイアスが強まる可能性がありその際は一旦様子見です。また、145.00円付近は上値抵抗と意識されているため、同水準付近からの反落には注意しましょう。
ドル/円 60分足 ネオチャート(図1)
ドル/円 外為注文情報(図2)
https://www.gaitame.com/markets/order/
注目経済指標・イベント
④ポイント解説・・・日銀が金融緩和政策の現状維持を決定したことなどから円安方向に進みやすい展開となりそうです。
12/19(火)
19:00 ユーロ圏11月消費者物価指数・改定値
22:00 スナク英首相議会証言
22:00 ブリーデンBOE副総裁講演
22:30 カナダ11月消費者物価指数
22:30 米11月住宅着工件数
22:30 米11月建設許可件数
23:30 バーキン米リッチモンド連銀総裁講演
26:30 ボスティック米アトランタ連銀総裁講演
30:00 米10月証券投資
12/20(水)
08:50 日本11月貿易収支
※☆は特に注目の材料
『21時からFXライブ配信』
経済指標・イベントの結果について
主要な経済指標・重要イベントの結果について、最新情報は外為どっとコムサイトの「経済指標カレンダー」で確認できます。
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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