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ドル/円、142円台の上値が重い…来週に日銀会合を控えてレンジ相場か(NY市場の見通し)2023/12/15

ドル/円、142円台の上値が重い…来週に日銀会合を控えてレンジ相場か

東京市場のドル/円は、一進一退の展開。序盤は米長期金利が上昇したことでドル買いが強まると一時142.47円前後まで上昇しました。しかし、その後はドル売り・円買いに傾き141.50円台へ軟化するなど方向感のない値動きとなっています。

欧州市場では、仏・独・ユーロ圏の12月製造業・サービス業購買担当者景気指数(PMI)・速報値が発表されました。各国とも予想を下回る結果となったことなどからユーロ売りが強まるとユーロ/円が急落。その動きに連れたドル/円は、ユーロ/円ほどではありませんが、上値を切り下げる展開となりました。

12月PMI・速報値
<仏>    予想 結果 前回
・製造業  :43.3 42.0 42.9
・サービス業:46.0 44.3 45.4
<独>
・製造業  :43.2 43.1 42.6
・サービス業:49.8 48.4 49.6
<ユーロ圏>
・製造業  :44.6 44.2 44.2
・サービス業:49.0 48.1 48.7

NY市場では、米12月製造業・サービス業PMI・速報値が発表されます。各国の景況感格差が為替相場に影響を与える可能性があるため、それぞれの結果に注目です。なお、ドル/円は来週に日銀金融政策決定会合を控えていることもあり引き続き上値の重い相場展開となりそうです。

ドル/円をテクニカル分析で見ると、10・20・80日移動平均線が下向きで弱気のパーフェクトオーダーとなっているため下落基調は継続中です。また、前日に200日線を下抜けて、本日の上値抵抗として意識されています。200日線を突破するまでは下値リスクが高い状態となりそうです。なお、前日安値の140円台では押し目買いが入りやすくなる可能性もあります。そのため、141.00-143.00円程度のレンジで推移することが考えられます。

ドル円 日足チャート

この後の経済イベント

12/15(金)
19:00 ユーロ圏10月貿易収支
22:15 カナダ11月住宅着工件数
22:30 米12月ニューヨーク連銀製造業景気指数
23:15☆米11月鉱工業生産
23:45☆米12月製造業PMI・速報値
23:45☆米12月サービス業PMI・速報値
30:00 米10月証券投資 

※☆は特に注目の材料

経済指標・イベントの結果について

主要な経済指標・重要イベントの結果について、最新情報は外為どっとコムサイトの「経済指標カレンダー」で確認できます。

経済指標カレンダー

 
uehara.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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