「ドル/円」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。
執筆:外為どっとコム総合研究所 宇栄原 宗平
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目次
今日のドル円 トレードシナリオ
テクニカル分析で環境認識
①日足:ピンバー出現も上値は重そう・・・前日は80日移動平均線が下値支持となり148円台へ持ち直すとピンバー(下ヒゲが長く実体が小さい足)が出現しました。つまり、底打ち感が出てきたということで、本日の値動きで前日高値を上抜けて陽線引けとなれば反発基調が強まる可能性もあります。ただ、10・20日線がデットクロスとなったことやRSIが50ライン下で推移しているため上値の重い展開となることも考えられます。仮に148円を再び割るようだと下落優位な状況となりそうです。
ドル/円 日足チャート
トレード方針:売り目線
②相場展開の予想・・・日足チャートを見るとピンバーが出現して底打ち感がありますが、60分足で見ると短期下落トレンド中で上値の重い展開が想定されます。149円台へ持ち直すまでは戻り売りが優位となりそうです。
③トレードタイミング・・・戻り売りポイントは、148.50円、149.10円付近と見ます。また、148円を割り込むと下落の勢いが増す可能性があるため売り場を探していきましょう。
ドル/円 60分足 ネオチャート(図1)
ドル/円 外為注文情報(図2)
https://www.gaitame.com/markets/order/
注目経済指標・イベント
④ポイント解説・・・ ドル/円は前日にピンバーが出現し底打ち感が見えてきました。しかし、明日23日は日本が勤労感謝の日で祝日となり、米国は週末にかけて感謝祭休暇に入ります。そのため市場の動意が高まりにくく一気に149円台への反発は難しそうです。
11/22(水)
17:00 南ア10月消費者物価指数
17:35☆ブロックRBA総裁講演
22:30☆米新規失業保険申請件数
22:30☆米10月耐久財受注
24:00 米11月ミシガン大消費者信頼感指数・確報値
24:00 ユーロ圏11月消費者信頼感・速報値
24:30 EIA週間原油在庫統計
24:00 ナーゲル独連銀総裁講演
※☆は特に注目の材料
経済指標・イベントの結果について
主要な経済指標・重要イベントの結果について、最新情報は外為どっとコムサイトの「経済指標カレンダー」で確認できます。
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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