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豪ドル/円 見通し「トレンドを占うRBAの政策スタンス」注目の高金利通貨 11月1日号

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執筆:外為どっとコム総合研究所 神田 卓也
X(Twitter)@KandaTakuya

豪ドル/円チャート(日足)

豪ドル円日足チャート

※レポート内の為替レート・チャートは外為どっとコム「外貨ネクストネオ」を参照

「足元の豪ドル/円は4週間ぶりに96円台を回復」

 豪中銀(RBA)のブロック総裁は26日の議会証言で、前日に発表された7-9月期消費者物価指数(CPI)が前年比+5.4%と市場予想を上回ったことについて「ほぼ想定の範囲内」との認識を示し、「まだ数字を分析中だ。金融政策に関するわれわれの見解を変えるに十分かどうか見極める必要がある」と発言。利上げ観測がやや後退して豪ドルが売られる場面もありましたが、94円台では下値が堅く下げ渋りました。30日には、豪9月小売売上高が前月比+0.9%と予想を上回ったことで豪ドルが買われた一方、日銀が金利操作を再修正するとの観測報道で円が買われたため95.00円を挟んで上下するなど方向感を欠く値動きが続きました。しかし、31日に日銀が金利操作を報道通りに微修正した上で金融緩和の継続を表明すると円売りが活発化したため96.16円前後まで上伸して10月2日以来の高値を付けました。

「目先の豪ドル/円の注目ポイントはRBA」

 RBAは7日に政策金利の発表を行います。市場では25bp(0.25%ポイント)の利上げ予想が優勢ながら、一部に据え置き予想もあって見方が交錯しています。10月26日のブロックRBA総裁の発言からも、利上げか据え置きかの判断が難しい状況で、決め手がないまま当日を迎えることになりそうです。したがって、利上げなら豪ドル高、据え置きなら豪ドル安の初期反応が見込まれます。ただ、仮に利上げしてもRBAが利上げ打ち止めを匂わすようなら豪ドル高は続かないでしょう。反対に利上げを見送っても引き締めスタンスを維持していれば豪ドル安の動きは一時的となりそうです。短期的な反応は荒っぽいものになりそうですが、声明文で示されるRBAの政策スタンスが豪ドル相場のトレンドを占う上でより重要となるでしょう。

当面の豪ドル/円の見通し

予想レンジ
94.500円~97.500円

基調
方向感模索

当面の注目ポイント
・11/7☆RBA政策金利
・主要国株価、国際商品価格

豪ドル/円(AUD/JPY) 為替チャート・FXチャート│はじめてのFXなら外為どっとコム

経済指標・イベントの結果について

主要な経済指標・重要イベントの結果について、最新情報は外為どっとコムサイトの「経済指標カレンダー」で確認できます。

経済指標カレンダー

 
kanda.jpg 株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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