目次
▼最新のドル円相場は…再び150円を視野に入れる展開
▼ドル円相場をテクニカル分析で確認…4週連続上値抵抗となった150.00円を突破なるか
▼ターニングポイント…150円を突破しても、できなくても買い場を探す重要な局面？
▼来週のイベント
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最新のドル円相場は…150円を巡る攻防戦が続く
今週のドル/円は、150円を巡る攻防戦。17日に日銀が今月の金融政策決定会合で物価見通しを上方修正する公算が大きいとの報道が伝わると、大規模緩和の修正を巡る観測から一時円買いが強まりました。しかし、同日NY市場で発表された米9月小売売上高が予想を上回る伸びを見せると米債利回りの上昇に連れてドル買い・円売りに傾きました。その後は150円を前に政府・日銀による円買い介入への警戒感から膠着状態が続いています。また、そうした中で数銭～数十銭ほど急落することもあり、その動きに対してアルゴリズム取引が組み込まれているのではないかとの観測も上がっています。
ドル円相場をテクニカル分析で確認…4週連続上値抵抗となった150.00円を突破なるか
ドル/円の週足チャートを見ると13・26・52週移動平均線が上向きを維持しており、強気のパーフェクトオーダー（移動平均線が上から短中長期の順）を形成しています。また、RSIについても70ライン付近に張り付いていることから上昇基調が継続していると見れます。直近4週間、150.00円付近の上値が重く伸び悩む展開となっていますが底堅さから強気な状況を維持しています。そのため、仮に150.00円を突破するようだと上昇の勢いが加速して昨年高値（151.94円前後）を試す展開も考えられます。なお、突破できずとも13週線を下値メドに上昇基調は継続し高値圏での推移が続きそうです。
ターニングポイント…150円を突破しても、できなくても買い場を探す重要な局面？
ドル/円は150.00円付近を上値抵抗に伸び悩んでいますが、上昇基調が継続しています。突破すれば更なる高値を試す可能性があり、調整下落が入ったとしても押し目買いタイミングを探る重要な局面となりそうです。トレードで重要なことは、トレード出来る環境を持っておくことです。今が買い場と判断してもトレード環境が整っていなければチャンスを逃してしまいます。チャンスは自ら捕まえに行くものと意識して、思い立ったらすぐに注文が出せるように、準備を行っておきましょう。
来週の重要イベント
10/24☆英9月雇用統計
10/24☆独10月製造業PMI・速報値
10/24☆独10月サービス業PMI・速報値
10/24☆ユーロ圏10月製造業PMI・速報値
10/24☆ユーロ圏10月サービス業PMI・速報値
10/24☆英10月製造業PMI・速報値
10/24☆英10月サービス業PMI・速報値
10/24◎マイクロソフト7-9月期決算
10/24◎アルファベット7-9月期決算
10/25☆豪7-9月期消費者物価指数
10/25☆独10月IFO企業景況感指数
10/25◎ドイツ銀行7-9月期決算
10/25☆カナダ中銀政策金利
10/25☆マックレム・カナダ中銀総裁会見
10/25◎米9月新築住宅販売件数
10/25◎メタ・プラットフォームズ7-9月期決算
10/26☆トルコ中銀政策金利
10/26☆ECB政策金利
10/26☆ラガルドECB総裁記者会見
10/26☆米7-9月期GDP・速報値
10/26◎米9月耐久財受注
10/26☆米新規失業保険申請件数
10/26◎アマゾン7-9月期決算
10/27☆米9月PCEデフレーター
☆特に重要 ◎重要
外為どっとコム総合研究所の研究員、宇栄原 宗平（うえはら・しゅうへい）が、FX初心者の方にも分かりやすいよう、予想の値動きを示し、FX為替予想を行います。
月～木曜日 Eveningライブ（17時から）で海外市場での注目ポイントを解説
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外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員宇栄原 宗平（うえはら・しゅうへい）
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月（株）外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか！』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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