
今晩の取引では米長期金利の上昇や、FRBによる利上げ長期化見通しが引き続き上値の圧迫要因となりそうだ。CMEのフェド・ウォッチが示す11月米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ確率は1%未満で、市場は11月の政策金利据え置きを予想しているが、12月FOMCでの0.25%の利上げ確率は25%、来年1月FOMCでは32%と先行きの追加利上げ見通しが強まっている。週末の取引で、持ち高調整による買い戻しが期待されるものの、米10年債利回りが上昇が続けばグロース株を中心に上値の重い展開となりそうだ。
今晩は主要な米経済指標の発表はないが、メスター米クリーブランド連銀総裁の講演が予定されている。企業決算は寄り前にSLB、アメリカン・エキスプレス、コメリカなどが発表予定。(執筆:10月20日、14:00)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ