読む前にチェック!最新FX為替情報

読む前にチェック!
最新FX為替情報
CFD銘柄を追加!

スプレッド
始値比
  • H
  • L
FX/為替レート一覧 FX/為替チャート一覧 株価指数/商品CFDレート一覧 株価指数/商品CFDチャート一覧

ドル高・円安の方向に行かざるを得ない!?ドル円は170円、180円の方向も 2023/10/20(金)志摩力男

配信期間が終了しました。
最新動画は【外為マーケットビュー】で公開しています。

動画配信期間:2023/10/20~2023/11/3

外為市場に長年携わってきたコメンテータが、その日の相場見通しや今後のマーケット展望を解説します。

時間がない方向け「30秒ポイント要約」

ドル円の展望
・日米のファンダメンタル格差があり過ぎる
・資本はドル高・円安の方向に行かざるを得ない
・上下動はあるが、一方的に資本が流れる状況
・ドル円は170円とか180円の方向も考えた方がいい

 

目次

0:00 相場振り返りとドル円展望
2:51 日本の金利スタンス
3:36 神田財務官・パウエル議長講演
4:40 2003年~大量介入実施時のドル円相場
9:00 相場展望
13:34 おしらせ

要約

ドル円は、まさかここまで動かなくなるとは全く思わなかったんですけども、これは一回上にはねて売りを食らって、また買ってという風な動きがそろそろ始まるとは思います。動乱の末にまだ149円台にいるという状況の後に、150円をどんどん上げていくという展開になるんじゃないかなと思います。

ここからのマーケットですが、本当に難しいんですけれども、日米のファンダメンタル格差があり過ぎる。キャピタルフライトが本格的に入り始めてもおかしくないファンダメンタルズの状況だと思います。
これを止めるにはどうしたらいいかというと、日本の金利が上がるしかない。しかし、日本の金利が上がると確実に日本は不景気になります。また、国家債務もん膨れていって、日本は立ち行かなくなる。ですから、介入すると言って為替を脅かすようにして止めるしかないんです。日米で5%の金利差が30年確定するとなったら、大挙して資本が流れてもおかしくない状況だと思います。
今はアメリカの強さが際立っております。将来、日本も追いつくとは思いますが、僕はドル円レートは本当は60円ぐらいでいいんじゃないかなとは思ってるんですが、長い間の円安と低金利に慣れてしまってるので、これが一歩でも崩れると日本は不景気になってしまうという経済になってしまっています。アメリカのファンダメンタルズが強い理由として、新しい時代にあった経済ITの時代、AIの時代にどこの国の経済が一番合っているかというと、その分野を開発する会社がもうアメリカにしかないということで、アメリカにどんどん資本が流れるわけです。
ということは、ドル円の150円っていうのはすごい円安レベルなんですけども、ここでもう釣り合ってるってことであれば、資本はドル高・円安の方向に行かざるを得ないのかなと。

これから先も上がったり下がったりするとは思いますけども、一方的に資本が流れる状況が生まれたということで、ドル円は170円とか180円の方向も考えた方がいいのかなと。ここでアメリカの30年債を買っておけば5%の金利は確定するので、機関投資家のフローとかも流れていくのは、もうしょうがないのかなっていうところは思っております。

 
志摩力男氏96_130.jpg 志摩力男 氏
慶應義塾経済学部卒。1988年ー1995年ゴールドマン・サックス、2006-2008年ドイツ証券等、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任、その後香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立した後も、世界各地の有力トレーダーと交流があり、現在も現役トレーダーとして活躍。
●免責事項
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。