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ドル円一時急落!32億ドル前後の為替介入の可能性!?基本的にはドルの押し目買いを継続【マット今井 実践FXトレードのつぼ】2023/10/5

米雇用統計・米CPIの結果がドルの方向性を左右する【マット今井 実践トレードのつぼ】

収録日:2023/10/5

元邦銀ディーラーの今井雅人氏が現状の世界経済を詳細に分析し、今後の為替相場動向まで踏み込み見通しを示します。

時間がない方向け「30秒ポイント要約」振り返り
・ドル円が一時急落
 →当局による為替介入実施の可能性
・ドル円が再浮上しきれないのは米金利の影響も
足元の展望
・今後も思い切った介入の可能性は低い
 →上値を抑える介入を続けると予想
・米雇用統計、米CPIがドルの方向性を左右する
・どちらかというと引き続きドル高に進みやすい環境
・メキシコペソ円は米金利の影響を受ける
 →アメリカの動向を注視
トレード戦略
・基本的にはドルの押し目買い
 →ドル円が下がったところを買う、ユーロドルやポンドドルが上がったところを売る

 

目次

0:00 ドル円急落の背景 為替介入
2:45 米金利の伸び悩み
3:10 足元の注目材料
3:57 ドル円相場展望
4:17 メキシコペソ円の動向
4:40 足元のトレード戦略
4:51 おしらせ

要約

10月3日NY市場で突然ドル円が150円台をつけた直後、147円台まで一時急落するという展開になり、当局による為替介入が行われたんではないかという思惑が広がりました。結論から言うと、どうやら実際に為替の介入をしていたようです。
為替の介入は後日公表しなければいけないことになっていますので、そこではっきりわかりますけれども、私が取材をしたところによると、NY時間に2つの銀行にそれぞれドル売り・円買い介入注文が入って、両方を合わせて32億ドル前後の介入が行われたという風に聞いています。
この金額なんですけれども、昨年3回ほど為替介入をしましたが、その時には2兆円とか3兆円ですから6倍~8倍とか、そういう金額の介入が行われていた。まさにブルドーザーのようにダーっとたたき落とすように介入をしましたが、どうやら今回は金額も小さくてやり方もかなり違っているようです。

これは何を意味しているかというと、それまでの円安はゆっくりであったということもあり、150円を超えたということで、これ以上はだめよということを示したかった。ゆっくりなので、あまり派手なことをアメリカの手前やりづらい、というところで、一応シグナルを送ろうという意味で介入を実施したということなのではないかなと思います。
そうなると今後も昨年のような思い切った介入をするという可能性はかなり低くなってきたなということなので、モグラ叩きですね。上がったら介入して上値を何とか抑えたいというようなやり方を続けるのではないかなということが、現段階では予想ができるということです。

その後ドル円は149円台に戻ってきていますけれども、ちょうどアメリカの長期金利が上げ止まって少し下落をしているタイミングでもありましたので、また150円の方に戻るという展開にはなっていません。これは介入の影響というよりは、アメリカの長期金利が伸び悩んでいるということが重なって起きている現象だということだと思います。
これからトレーダーや投資家の人たちは、この介入の動きを見ながら、どっちかというと介入が入った後の下がったところを買いたい、というような心理が働くんではないかなと思います。

アメリカの10年債の利回りは一時期4.8%を超えましたけども、その後少し下がっています。その影響でドルが上げ止まってるというか、ユーロドルやポンドドルなどを見ると、ドル安方向にちょっとだけ修正されているというような動きなっています。この動きは明日の米雇用統計が方向付けてくれると思います。

米雇用統計、大体の中間値が失業率3.7%の予想、それから非農業者部門の就業者数は16.8万人の増加ということになっています。11月1日の利上げを予想する人が最初はほとんどいませんでしたが、3割ぐらいまで一時増えるというような感じで少しそっちに向いてきているので、これが明日の米雇用統計そして来週の米CPIの結果を受けてどう変化するかっていうことに、ドルの方向性は左右されるということです。
ちょっと今の段階でどっちに行くって言いづらいんですけれども、ただチャートだけを見るとユーロドルなどはもう下に抜けてしまっているので、どちらかというとドル高に進みやすい環境にあるということは引き続き言えるのかなという感じはします。

気がつくとドル高になってきているっていう、この1~2カ月なんですが、動きも鈍いですし、多少上下動も繰り返しながら起きているので、なかなか捉えにくいです。けれどもやっぱり、基本的にはドルの押し目買い、つまりドル円が下がったとこを買う、ユーロドルやポンドドルが上がったところを売る、ということをやっいけばいいんじゃないかなと思います。

個人投資家の人に人気があるメキシコペソ円ですけれども、アメリカの金利が上がり過ぎるとメキシコペソにとってはマイナスの影響が出ます。特に対米ドルに対してメキシコペソは弱くなる。その結果、ペソ円も弱くなるということで、ここのところ下がってきていますね。ですからアメリカの動向によく注意をする必要が引き続きあるということです。
他のクロス円はちょっとぐちゃぐちゃで方向感がないので、なかなか難しいなという感じがしております。基本的にはドルの押し目買いということでやってまいりたいと思います。

 
株式会社マットキャピタルマネージメント 代表取締役
今井雅人
1962年生まれ、岐阜県下呂市出身。上智大学卒業後、1985年に三和銀行入行、1987年よりディーリングの世界に入る。1989年から5年間シカゴに赴任、その間多くの著名トレーダーと出会う。日本に戻ってからは為替部門に従事。2004年3月までUFJ銀行の為替部門の統括次長兼チーフディーラーを勤めていたが、同年4月に独立。内外の投資家にも太いパイプを持ち、業界を代表するトレーダーとして活躍するが、2009年8月第45回衆議院選挙に立候補し、初当選。現在は、経済アナリスト活動など多忙な毎日を送る。元東京外為市場委員会委員、東京フォレックスクラブ理事歴任。株式会社マットキャピタルマネージメント代表取締役。
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