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ドル/円、147円台で底堅い…この後、ECB政策金利に注目集まる(NY市場の見通し)

ドル/円、147円台で底堅い…この後、ECB政策金利に注目集まる

東京市場のドル/円は、弱含みの展開。米長期金利が低下したことでドル売りが先行すると一時147.02円前後まで下落しました。その後は、日本株の上げ幅拡大などを背景に円売りも入ったため安値圏でもみ合いとなっています。

しかし、欧州市場に入ると、米長期金利が反発したことでドル買いに傾くと一時147.39円前後まで持ち直しました。

今夜は欧州中銀(ECB)が金融政策を発表します。市場では据え置きと25bp(0.25%ポイント)利上げの見方とで、分かれています。ECBの決定を受けたユーロ圏の長期金利の変動が米債利回りに波及するとドル/円相場にも影響が出る可能性があります。また、NY市場では注目指標の米8月小売売上高が発表されます。市場予想は前月比+0.1%、自動車を除いた売上高が前月比+0.4%と、いずれも前回(+0.7%、+1.0%)から伸びが減速すると見られています。

ドル/円をテクニカル分析で見ると、10・20・80日移動平均線が上向きを維持していることなどから上昇基調が継続していると見ます。147円台後半の上値抵抗が意識され伸び悩む展開が続いていますが、10日線を下値支持に底堅い推移となっています。

ドル円 日足チャート

この後の経済イベント

9/14(木)
21:15☆ECB政策金利
21:30☆米8月小売売上高
21:30☆米8月生産者物価指数
21:30☆米新規失業保険申請件数
21:45☆ラガルドECB総裁講演
23:00 米7月企業在庫
※☆は特に注目の材料

経済指標・イベントの結果について

主要な経済指標・重要イベントの結果について、最新情報は外為どっとコムサイトの「経済指標カレンダー」で確認できます。

経済指標カレンダー

今日の注目トピック

本日はECBによる金融政策発表に注目が集まっています。短期金融市場では0.25%利上げを6割強織り込んでいます。ただ、ただ、市場では「利上げ予想だが確信はできない」などと不透明感があるようです。つまり、据え置きと利上げは五分五分と見ていい状況ではないでしょうか。そうなると、政策金利が据え置きでも利上げを決定してもユーロ相場に与える影響は大きくなりそうです。また、その後のラガルドECB総裁の会見にも関心が寄せられており、次会合以降の利上げスタンスについてどのように考えているのか読み取っていきたいところです。

 
uehara.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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