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ドル/円、147円台で底堅く推移...米新規失業保険申請件数が148円突破のきっかけとなるか(NY市場の見通し)

ドル/円、147円台で底堅く推移...米新規失業保険申請件数が148円突破のきっかけとなるか

東京市場のドル/円は、年初来高値を更新するも伸び悩む展開。米長期金利の上昇を受けて一時147.87円前後の年初来高値を付けました。しかし、その後はアジア株が軟調となる中でやや円買いに傾くと147.50円前後へと弱含みました。

欧州市場では、じり安の展開となっています。米長期金利が低下に転じたことなどから一時147.36円前後まで軟化しました。

今夜は米新規失業保険申請件数が発表されます。市場予想は23.4万件と前回(22.8万件)からやや増加すると見られています。ドル高の流れを後押しできるか注目が集まりますが、もし市場予想以上に増加していた場合は米労働市場のひっ迫緩和との見方からドルが反落する可能性もあるでしょう。また、複数の米連邦準備制度理事会(FRB)高官の発言にも注目です。

ドル/円をテクニカル分析で見ると、10・20・80日移動平均線が上向きで上昇基調が継続する中、一時147.87円前後まで上伸し年初来高値を更新しました。しかし、その後は伸び悩んでおり147.80円台で上値の重さが目立ってきたように感じます。ただ、上昇基調に変わりはありませんので147円台で底堅い推移が続くことが考えられます。

ドル円 日足チャート

この後の経済イベント

9/7(木)
21:00 メキシコ8月消費者物価指数
21:30 カナダ7月住宅建設許可件数
21:30 米4-6月期非農業部門労働生産性・改定値
21:30☆米新規失業保険申請件数
23:00 ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁講演
24:00 EIA週間原油在庫統計
24:45 グールズビー米シカゴ連銀総裁講演
28:30 ウィリアムズNY連銀総裁講演
28:45 ボスティック米アトランタ連銀総裁講演
29:55 ボウマンFRB理事講演
※☆は特に注目の材料

経済指標・イベントの結果について

主要な経済指標・重要イベントの結果について、最新情報は外為どっとコムサイトの「経済指標カレンダー」で確認できます。

経済指標カレンダー

今日の注目トピック

足元の原油価格が急上昇しています。これは先日、サウジアラビアは日量100万バレルの自主減産を、ロシアは日量30万バレルの原油輸出制限を12月末まで3カ月間延長すると報道されたことがきっかけです。報道によると、ゴールドマン・サックスは北海ブレント先物が来年に1バレル=107ドルまで高騰する可能性もあるとの見方を示しています。原油価格が上昇すれば世界的インフレが高止まり、もしくは再び加速する可能性も考えられます。そうなると各国中央銀行による金融引き締めが長期化するとの思惑から為替相場へ影響が出ることも考えられるため、原油の価格動向にも引き続き注視する必要があります。

 
uehara.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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