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ドル円145円台は良い買い場に?相場は緩やかに円安へ、米PCE・雇用統計・ISMで米ドルの方向性を見極める【マット今井 実践FXトレードのつぼ】2023/8/31

相場が難しくなるほど円は売られやすい【マット今井 実践トレードのつぼ】

収録日:2023/8/31

元邦銀ディーラーの今井雅人氏が現状の世界経済を詳細に分析し、今後の為替相場動向まで踏み込み見通しを示します。

時間がない方向け「30秒ポイント要約」振り返り
・米金利更に低下でドル安進行
・ユーロドルの反転が鮮明
・全体的に円安だけは進行
 →相場が難しくなるほど円は売られやすい
注目材料
・ユーロ圏CPI(8/31 18:00)が非常に重要
 →ECBが今後のどれくらい利上げをするかの一つの目安に
・米PCE、雇用統計、ISMなどの数字がドルの方向に影響
トレード展望
・トレードは一旦出直し
・ドル円145円台は良い買い場になるかも
・米指標結果によってドルの方向性がぐちゃぐちゃ
 →その中で緩やかに円安へ

 

目次

0:00 相場・指標振り返り
2:23 ユーロドルの反転が鮮明
2:48 全体的に円安だけは進行
3:38 足元の注目材料
5:20 ドル円展望
5:58 9月の相場展望とトレード戦略

要約

アメリカの長期金利は長い間上昇しており、10年物は4.3%台に達し、それに伴いドル高の傾向が続いていました。しかし、金利の動向が下降に転じた中で、最近のアメリカの経済指標が連続して悪化していることが示されました。ジョルツの求人件数は、パウエル議長の政策決定に重要な指標として注目されており、最新のデータは予想の950万人に対して882万人強となり、予想を下回りました。消費者信頼感指数やADPの雇用者数も予想を下回る結果が出ています。

また、アメリカのGDP改定値やPCEデフレーターに関しても、市場予想を下回る数値が出され、それによってアメリカの10年物の金利は4.1%を下回る局面が見られました。この動きと相まって、ドル円は一時147円台から145円台へと下落し、ユーロドルも1.09台に戻している。その他の通貨ペアに関しても、全体的に円安だけは進んでおり、特にメキシコペソは今投資家には非常に人気となっています。

今後の注目としては、ユーロ圏のCPIやアメリカの経済指標、特に雇用統計やISMの発表が予定されています。これらの結果によってドルの動向が影響を受ける可能性があります。

総じて、アメリカの経済指標の悪化や金利の動向など、複数の要因が絡み合ってドル相場は複雑化しています。そんな中、緩やかながらやはり円は徐々に弱くなっていく。気がついたら少し円安になってるみたいな展開になっていると考えて、シナリオ・トレードプランを考えていきたいと思います。

 
株式会社マットキャピタルマネージメント 代表取締役
今井雅人
1962年生まれ、岐阜県下呂市出身。上智大学卒業後、1985年に三和銀行入行、1987年よりディーリングの世界に入る。1989年から5年間シカゴに赴任、その間多くの著名トレーダーと出会う。日本に戻ってからは為替部門に従事。2004年3月までUFJ銀行の為替部門の統括次長兼チーフディーラーを勤めていたが、同年4月に独立。内外の投資家にも太いパイプを持ち、業界を代表するトレーダーとして活躍するが、2009年8月第45回衆議院選挙に立候補し、初当選。現在は、経済アナリスト活動など多忙な毎日を送る。元東京外為市場委員会委員、東京フォレックスクラブ理事歴任。株式会社マットキャピタルマネージメント代表取締役。
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