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ドル/円、短期は142円後半で買い!145円抜けもイメージしてトレードに臨みたい!【ひろぴーの 実践!FXトレードストラテジー】

FXトレードストラテジー

個人投資家として活躍するひろぴー氏が、独自の最新マーケット分析を毎週公開します。現在のFXマーケットを取り巻く情報の整理をする際、また短期間の FXトレード戦略を考える際に、お役立てください。

作成日時:2023年8月9日14時
執筆:CXRエンジニアリング株式会社 代表取締役 ひろぴー

ここ1ヶ月、本当に逆の動きが良くでます。
ファンダメンタルズを完全に無視する相場到来でしょうか?
リスクオン材料でリスクオフの値動きを起こしたり、そしてその逆も起こったり、筆者もトレードに非常に苦労しております。
例えば、先週金曜日の雇用統計の結果は雇用者数がわずかに事前予想に届きませんでしたが、平均賃金上昇率は事前予想を上回る4.4%と好結果に、そして失業率も事前予想を下回り、米国経済の強さを再認識させられました。
ほぼ満点回答に近い内容だったのですが、ドル/円は下落しました。
しかしながら、今週に前半にかけては目立った経済指標発表などがなかったのにも関わらず、断続的に上昇し、金曜日の高値を超えていきました。
その値幅は二円ほどあるのですが、本当によくわからない値動きばかりです。

目次

▼犯人は超長期金利?
▼ドル/円、日足レベルでは年初来高値を伺う展開か?
▼ドル/円、144円台半ばを目先の高値として意識

犯人は超長期金利?

出所:TradingView

ここしばらくマーケットを不安定にさせている犯人は個人的にはこちらのチャートだと考えております。こちらは米30年国債利回りです。
7月後半から急激に上昇しており、つい先日TOPをつけはじめたような形状です。
あくまでも推測ですが、雇用統計が好結果→利上げ意識→過度な利上げによる超長期金利の上昇=国債の投げ売り→本質的な米国価値下落=リスクオフ?になったのではないのか、と考えております。
従来ならば長期金利上昇は基本的にはドル/円上昇材料です。
しかしながら、雇用統計発表後、瞬間的に買われたものの、そこから下落に転じたことから、この超長期金利のさらなる急騰にマーケットが嫌気をさしてリスクオフ相場(ドル売り)に繋がったと推測します。
よって、マーケット全体がバランスを崩したのかもしれないと考えている次第です。
米長期国債市場は、非常に大きなマーケットであり、世界全体に影響を及ぼす規模の金額が動きます。おそらくこれらが原因で最終的にリスクオフにて反応したのかなと思います。

ドル/円、日足レベルでは年初来高値を伺う展開か?

出所:TradingView

ドル/円日足チャートです。
日足レベルで見ますと、なんら難しい相場ではありません。長めの足でテクニカル分析のみでしばらくトレードしていくのも手でしょう。
目先、6月につけた年初来高値145円を意識した展開を予想します。
理由としては、超長期金利の低下による債券市場の安定化、および高金利水準の高止まりを意識した値動きが予想されるからです。
これがドル/円の堅調さをサポートする最高の材料の一つと考えます。さらに現在のドル/円のスワップポイントはやはり強烈です。1万通貨を保有していると、1ヶ月で+70pips程度の含み益をもたらす金利は大きいでしょう。約+70pips分のプレミアムは大きすぎます。(※スワップポイントは固定ではなく、日々変動します)
これがちょっとしたリスクオフ相場でも急激に切り返してしまう理由の一つなのかもしれません。

ドル/円、144円台半ばを目先の高値として意識

出所:TradingView

フィボナッチ・エクステンションにて、目先の高値を意識します。
127.2%の進捗ですと、144.57付近となります。よって、144.50を目先の高値と意識して押し目買い戦略でしょうか?
142円台からのエントリーですと、直近安値とのリスクリワードにかなり見合ってくるので買いが集まりやすそうです。
RCI26も52も加熱感は全くありませんので、この水準からの買いでも問題ないように思えます。個人的には今週後半は142.50-142.85ゾーンからの買いを意識して臨みたいと思います。その先のイメージですが、アセンディングトライアングル(三角保ち合いの強気形状)を形成し、最終的には145円を抜けてくるようなイメージです、ご参考まで。

【ひろぴー氏出演動画】

 
ひろぴー
FX&Cryptoトレーダー、業界ニックネームは「ひろぴー」。ラジオ日経パーソナリティ、FX会社や仮想通貨取引所のコラムニストとして活動の場は多岐に渡る。自らのトレーディングノウハウから、ユーザビリティの高いインターフェース総監督を担う。FX会社や金融プラットフォーム開発エンジニアリング企業、仮想通貨取引所へのコンサルティング業が主。 2019年7月より TradingView Japan の Marketing Director に就任。
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