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ドル円、FOMCと日銀会合後の安値138円台は押し目買いポイント!?【来週の米ドル/円予想】 FX 2023/7/28

目次

▼最新のドル円相場は…日銀によるYCC修正観測と事実確認で円買い圧力強まる
▼ドル円相場をテクニカル分析で確認…上昇基調は継続中。今週の安値は反発の起点となる可能性
▼ターニングポイント…38.2%の調整下落で、押し目買いポイントとなるか
▼「大胆予想!2023年後半のドル/円相場はどうなる?」高橋祥夫氏・ひろぴー氏
▼来週のイベント

最新のドル円相場は…日銀によるYCC修正観測と事実確認で円買い圧力強まる

今週のドル/円は、円高圧力が強まる展開。7月26日にFOMCで市場予想通り25bp利上げを決定しましたが今回の会合では次回9月会合以降の利上げスタンスに注目が集まっていました。そうした中、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は「データが正当化すれば次回9月会合で再び利上げする可能性は当然あると言えよう。そして同会合で据え置きを選択する可能性もあると言っておく」などと述べると市場はハト派的と受け止めドルが下落しました。
27日の深夜には日本経済新聞社が「日銀は28日に開く金融政策決定会合でイールドカーブ・コントロール(YCC)の修正案を議論する」と報じると円買いが活発化。141円台から138円台まで弱含みました。28日に日銀は金融緩和策の現状維持を決定するも長期金利の上昇を1.0%まで許容する方針を示したことから事実上の利上げと受け止められ138.07-141.06円前後のレンジ内で乱高下しました。

ドル円相場をテクニカル分析で確認…上昇基調は継続中。今週の安値は反発の起点となる可能性

足元のドル/円は、141円台後半の上値が重く伸び悩んでいます。13週移動平均線(140.04円前後)を執筆時点で下抜けていることやRSIが50ラインに向けて下向きになっていることから上値の重さが感じられます。しかし、今年安値を起点とした反発基調の流れは続いており、13・26・52週移動平均線が上向きを維持する中で、52週線や今年の安値(127.23円前後)から高値(145.07円前後)への上げ幅に対する38.2%押しの水準(138.25円)が下値支持となり底堅く推移しています。そうした中で、来週の上値ポイントは142.00円となるでしょう。同水準を上抜くようだと今年高値145円台を視野に入れる可能性もあります。一方で52週線(137.66円前後)を下抜ける動きを見せた場合は135円台を試す展開も考えられそうです。

ターニングポイント…38.2%の調整下落で、押し目買いポイントとなるか

今週はFOMCと日銀会合の重要イベントをこなして円高・ドル安に振れましたが、上述の通り38.2%の調整下落が入ったとも見て取れます。上昇トレンドは上昇後、調整下落が入り再び上昇と波を打ちながら上値を切り上げていくものです。底堅い推移が続くようだと反発し再び140円台で上値摸索に入る可能性も十分に考えられます。トレードで重要なことは、トレードタイミングを待つことです。今が買い場と判断してもトレード環境が整っていなければチャンスを逃してしまいます。チャンスは自ら捕まえに行くものと意識して準備を行っておきましょう。

来週の重要イベント

7/31☆中国7月製造業PMI
7/31☆ユーロ圏4-6月期GDP・速報値
7/31☆ユーロ圏7月消費者物価指数・速報値
8/1☆中国7月財新製造業PMI
8/1☆RBA政策金利
8/1◎独7月雇用統計
8/1◎ユーロ圏6月失業率
8/1☆米7月ISM製造業景況指数
8/1◎米6月JOLTS求人件数
8/2☆日銀金融政策決定会合議事録
8/2☆米7月ADP全国雇用者数
8/3◎豪6月貿易収支
8/3☆中国7月財新サービス業PMI
8/3☆BOE政策金利
8/3☆MPC議事録
8/3☆BOE金融政策報告書
8/3☆ベイリーBOE総裁講演
8/3☆米新規失業保険申請件数
8/3☆米7月ISM非製造業景況指数
8/3◎米アップル4-6月期決算
8/3◎米アマゾン4-6月期決算
8/4◎RBA金融政策報告
8/4◎ユーロ圏6月小売売上高
8/4◎カナダ7月雇用統計
8/4☆米7月雇用統計
※☆は特に注目の材料

「大胆予想!2023年後半のドル/円相場はどうなる?」高橋祥夫氏・ひろぴー氏

高橋祥夫氏:金利の転換点を見極めることが重要に
ひろぴー氏:年内120円台前半まで下げる可能性も!?

<ひろぴー氏の印象に残った言葉>
・入金してスタンバイしておかないといざという時に取引できない
・やってもやらなくてもいいから開設して入金して取引できるようにしておくべき
・マーケットが動いてから口座開設しても遅い。その時点で負けてる・・・


 
uehara.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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