対ユーロで一時史上最安値更新=スウェーデンクローナ
ここにきてスウェーデンクローナの売りが強まっている。先週発表された5月のスウェーデン消費者物価指数が前年比9.7%とかなり高い水準を維持しているのに対し、市場は今月29日の会合を含め、今後数回の利上げを織り込んでいるが、その後に金利上昇がいったんストップするとの見方を強めている。同国家計の厳しい状況が背景にあり、スウェーデン国立銀行(リクスバンク）はかなり厳しいかじ取りを迫られている。
対ノルウェークローネでも先月初めの1ノルウェークローネ＝0.9470スウェーデンクローナから、先週末に1.1640クローナを付けるなど、スウェーデン安が目立つ展開。今週に入って、対クローネでの売りは一服も買い戻しが入るほどの勢いは見られない。 ドルクローネは昨日10.84台を付けた。先月後半に10.95台を付けた後、いったん調整が入っていたが、ここにきてクローナ安が目立っており、節目の11を意識する展開。
USDSEK 10.788
（配信：みんかぶFx 2023/6/21（水） 6:50）
中国懸念から中南米通貨は軟調=メキシコペソ
20日の中南米通貨は軟調。中国の景気鈍化懸念が重石となった。対中銅輸出への懸念からチリペソが売りを主導。同国中銀は月曜日に利上げを実施したが、その際に2名が据え置きを主張したこともあって、近く利上げサイクルがいったんストップするとの思惑が広がったことも、チリペソ安につながっている。
メキシコペソも対ドルでの売りが目立った。ロンドン市場での1ドル=17.07ペソ台から17.24ペソ台を付けている。
ペソ円は円安一服もあって東京午前の8円32銭前後から、8円19銭台を付けた。
USDMXN 17.215
（配信：みんかぶFx 2023/6/21（水） 7:23）
オフショア人民元、一時節目の7.20台=中国人民元
中国の景気鈍化懸念、今月に入っての一連の金利引き下げの小ささへの失望、具体的な景気支援策が出てこないことへの懸念などが元売りにつながっている。米中関係の緊迫化も懸念材料となっている。
ドルオフショア人民元（USDCNH）は朝の7.18台前半から節目の7.20超えまでドル高元安が進んだ。USDCNYも7.1974まで一時上値を伸ばした。
USDCNY 7.1928
（配信：みんかぶFx 2023/6/21（水） 11:16）
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