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「円高に乗る 中国が堕ち日本が昇る未来を超長期チャートで把握」【元大手邦銀ディーラーが教える FX実力アップ教室】

円高に乗る 中国が堕ち日本が昇る未来を超長期チャートで把握

動画配信期間

2023/6/17

動画内コメント書き起こし

端的に言ってしまうと木を見て森を見ずになりがちだと思うんですよね。 日々値動きが激しい為替相場ですし、そういう中で上の方から下なのかなってついついその日の値動きとかイベントだけに集中してしまうことは多々あると思うんです。そもそも大きなトレンドとしてはどっちなんだっけ?っていうところの順張りがしっかりできていれば、そんなに大きく負けないというところがあるんで、そこをお伝えしたかった。

超長期の期間に関しては、30年分くらいは見といた方が良い。これは僕が発案したわけでも何でもなくて、当時その若手のディーラー時代に夜番といって夜に働いてた時に、朝に上司に呼ばれまして「お前もっと長いチャート見た方がいい」と教えてもらって、画面がこうでなこうでな…って教えてもらったときに「あ!3、40年見てる!」っていうのをその時に知って。確かに長い目で見て大きな流れ、どっちに力学が働いているのか理解するっていうのは非常に重要だと思う。

ドル円相場を超長期で見てみると、これまでの流れって2つしかなくて、360円から1ドル80円までの円高局面。本当に日が昇る国みたいなことを言われて、とにかく「バイ ジャパン(円買い)だ!」って言ってた時期ですよね。それが1990年ぐらいまでかな。もう一つが「失われた30年」と呼ばれる円安がひたすら加速し続ける30年。それしかないんですよね。今はどこに位置してるかっていうと、失われた30年が31年目になりかけているところに実は位置しているということなので、昨年の円安みたいなところを見るのも確かに大事なんですけれども、この日本がちょっと停滞しているというところを抜け出せるかどうかの勝負であるということがまず大局観としてある。

それで言うと一つ機運は高まっているとは思うんですけどね。中国がようやく成長が止まってきつつある。少し若干ネガティブになってる中で、G7各国がアジアと言えば中国っていうところがアジアと言えばやはり日本だなっていうふうに集まってる。例えばウォーレン・バフェット氏が 中国株の投資を売って日本への投資を増やしているとかそういう非常に大きな良いムード。 日本のベンチャーを育てようとか、日本も変わろうみたいな流れができてきてるんで、これに乗れることができれば、どこかで円安を脱出できるとは思う。為替っていうのは要因じゃなくて結果なんで、経済活動がすごい盛り上がってきて「あ、もうこれ利上げせなあかんわ」みたいになったりとか金融緩和はもう止めないといけないっていう風になると自然と円高になる。 その辺の経済活動をしっかり見ていくということが重要。最初はなかなかそこまで政治経済を把握するのも難しいと思うんですけど、チャートとして日本の相場っていうのは360円から80円と今の円安局面とで2分割できるっていう話とかはチャート見れば分かると思う。

(大きな方向感を見たほうがいいというのを当時の上司の方に教わったは理由は?) 私がデイトレしかしてなかったんでそういうふうに売ったり買ったりして、昨日ロングだったのに今日ショートになっててみたいなありません?「結局俺どうしたいんだっけ?」みたいになっちゃう。これがトレーダーの罠なわけですよ。1年目から2年目ぐらいの時とか相場が何で動いているのかよくわからないところもありますし、今に思うと「チャートぐらいは見れるやろ」っていうようなアドバイスだったのかもしれない。業界としてはもう2、3年目に入ってましたけど自分で売ったり買ったりはじめたのは1年くらいの時ですね。教わった以降、その年はあんまり変わらなかったけど今は毎年プラスを残せるようになってきてるんで、そういう意味では修練の一つなのかなというふうに思いますね。

概要

元大手邦銀ディーラーとして様々な経験をしてきた戸田裕大氏と外為どっとコム総研の宇栄原研究員が「負けないFXトレーダーを育てる」をコンセプトにFXトレードの実力アップに役立つ情報をお伝えします。

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株式会社トレジャリー・パートナーズ 代表取締役 戸田裕大氏
2007年、中央大学法学部卒業後、三井住友銀行へ入行。10年間外国為替業務を担当する中で、ボードディーラーとして数十億ドル/日の取引を執行すると共に、 日本と中国にて計750社の為替リスク管理に対する支援を実施。2019年9月CEIBS(China Europe International Business School)にて経営学修士を取得。現在は法人向けにトレジャリー業務(為替・金利・資金)に関するサービスを提供するかたわら、為替相場講演会に多数、登壇している。著書に『米中金融戦争─香港情勢と通貨覇権争いの行方』(扶桑社/ 2020 年)『ウクライナ侵攻後の世界経済─インフレと金融マーケットの行方』(扶桑社/ 2022 年)。
uehara.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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