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ドル円相場6/12週振り返り FOMC受け上昇

 

ドル円FOMC受け上昇

今週初めのドル円は重要イベントを控えて様子見ムードが広がる中、139円台前半でスタートしました。

週の初めは重要イベントを前に139円台で方向感に欠ける動きが続きましたが、13日(火)夜に米5月消費者物価指数(CPI)が発表されると、乱高下した後にドル買いの流れとなり140円台を回復しました。

14日(水)夜には米5月卸売物価指数(PPI)の鈍化を受けて139円台前半へと押し戻されましたが、米FOMCで政策金利の据え置きが決定され、年内にあと2回の利上げを行う可能性が示唆されたことでドル高が進み、15日(木)夕方には141円台半ばまで上値を伸ばしました。

その後16日(金)午前にかけて反落し一時140円を割り込みましたが、同日正午前に日銀が金融政策決定会合で大規模な金融緩和策の継続を決定したことが伝わると、140円台後半へと上昇しました。

今週のドル円は米FOMCを受けて上昇し、一時141円台半ばまでドル高が進みました。FOMCでは市場の予想通り政策金利の据え置きが決定されましたが、年内にあと2回の利上げを行う可能性が示唆され、利上げの長期化が意識されてドルを買う動きが強まりました。また、日銀は金融緩和策の継続を決定し、引き続き日米の金融政策の違いがドル円を支える要因となりそうです。

市場予想では7月のFOMCでの利上げ再開が見込まれていますが、パウエル米FRB議長は「7月の会合については何も決定していない」としており、今後利上げの見通しがどのように変化するかが注目されます。

 



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