
株式会社外為どっとコムの完全子会社である株式会社外為どっとコム総合研究所(以下、「外為どっとコム総研」、本社:東京都港区、代表取締役社長:竹内 淳)は、個人投資家の外為投資に役立つ外国為替情報の調査・研究を行なっております。今回、FX投資家の実態を調査しましたので、お知らせします。
FX個人投資家は果敢に利益を追求【外為どっとコム総研FX投資家調査2026年1月】
~日米当局の円安けん制で取引活性~
一般社団法人金融先物取引業協会 FX投資家動向まとめ
取引額は約1142兆円(前月比 約13.0%増)
2026年1月の店頭FX月間取引金額は11,417,873億円(=約1142兆円)で、12月の10,101,167億円(=約1010兆円)から前月比約13.0%増加した(金融先物取引業協会公表資料、2026年2月16日)。主要通貨ペアではUSD/JPY(米ドル/円)の取引額が前月比で約12.9%増加したことが全体を押し上げた。
また、当月末の店頭取引における未決済ポジション残高は合計99,110億円(=9兆9,110億円)で、前月の94,844億円から約4.50%増加した。内訳は以下の通り。
・売建玉44,124億円(前月47,872億円)
・買建玉54,985億円(前月46,972億円)
売建玉が減少した一方、買建玉の増加分がこれを補った。本邦の個人投資家の取引は大部分が対JPY(円)通貨ペアであるため、必然的にJPY(円)の売りポジションが増加。JPY(円)は約1兆2718億円の売り越しとなった。
取引金額上位5通貨ペアは、USD/JPY(米ドル/円)・AUD/JPY(豪ドル/円)・GBP/JPY(ポンド/円)・EUR/JPY(ユーロ/円)・EUR/USD(ユーロ/米ドル)の順。

図1.取引金額とポジション計
(出所)金融先物取引業協会の「店頭FX月次速報」をもとに、当社が作成
左軸-取引金額、右軸-ポジション計
グラフ中のデータ単位は億円
株式会社外為どっとコムFX投資家動向2026年1月
投資家は着実に収益積み上げ
FX口座数が約85万件を誇る株式会社外為どっとコムの協力の下、2026年1月のFX投資家動向を調査した。
【調査概要】
調査対象:
・株式会社外為どっとコムのFXサービス「外貨ネクストネオ」利用者(約85万口座)
・調査期間中の新規口座開設およびFX取引をした顧客
調査機関:株式会社外為どっとコム総合研究所
調査期間:2026年1月2日7:00 ~ 2026年1月31日7:00
調査方法:対象期間中の取引データより抽出
(特定の個人を識別できないよう個人情報を匿名化した上で行っております。)
FX取引における実現損益
1月のFX取引において実現益を出した投資家の割合は57.2%と、12月の58.1%から0.9%ポイント減少した。実現益を出した口座数は2カ月連続で減少した。もっとも、2025年5月以降、実現益を積み上げる口座数は5割を超えた状態が続いている。

図2.取引参加者の損益
通貨ペア別取引者数
通貨ペア別取引者数のトップ10は、USD/JPY(米ドル/円)・TRY/JPY(トルコリラ/円)・AUD/JPY(豪ドル/円)・EUR/JPY(ユーロ/円)・GBP/JPY(ポンド/円)・MXN/JPY(メキシコペソ/円)・EUR/USD(ユーロ/米ドル)・ZAR/JPY(南アフリカランド/円)・NZD/JPY(NZドル/円)・AUD/USD(豪ドル/米ドル)の順。
※現在の取引保証金額はコチラで参照いただけます。

図3.通貨ペア別取引者数
平均取引数量
FX投資家の1注文あたりの平均取引数量は5.4万通貨(54ロット)と、12月から5.9%増加した。2025年の平均取引量は45.0ロットで、直近3カ月では平均51.0となり、足元で拡大傾向が強まっている。
USD/JPY(米ドル/円)であれば、1ロットあたり6,340円の必要保証金(2/9時点、法人口座除く)がかかるため、1注文を54ロットとすれば、1注文あたりの必要保証金額は約34万2,360円となる。TRY/JPY(トルコリラ/円)であれば、1ロットあたり150円の必要保証金(2/9時点、法人口座除く)がかかるため、1注文を54ロットとすれば、1注文あたりの必要保証金額は8,100円となる。
※現在の取引保証金額はコチラで参照いただけます。
※2月2日から、1ロットあたりの必要保証金の単位が100円単位から10円単位に変更となりました。詳細はこちらをご覧ください。
https://www.gaitame.com/info/update/2026/02/02_003521.html

図4.平均取引数量
口座の開設期間
取引をしたFX投資家の口座開設後の期間は、平均128カ月(10年8カ月)となり、伸びている。

図5.口座開設期間
FX投資の年齢分布
FX投資家を年代別に見ると、50代が33.0%でトップ。次に40代が28.9%で続き、以下、60代の15.6%、30代の11.2%と続いた。中高年世代が7割を超える状態は変わっていない。

図6.取引参加者の年齢構成
FX口座開設者動向
新規にFX口座を開設した投資家は、40代が27.8%でトップとなり、その次は30代の24.6%、50代の20.4%、20代の14.9%となった。

図7.口座開設者の年齢構成
まとめ
2026年1月のUSD/JPY(米ドル/円)は 152.094~159.452円 の広いレンジで推移し、約1.2%のUSD(米ドル)安・JPY(円)高で終了した。月初は156~157円台で静かに始まったが、米12月雇用統計の底堅さや衆議院の解散検討報道を受けて円売りが強まり、14日には約1年半ぶりに 159.452円 を記録した。その後は財務省の円安けん制、23日には日米当局による協調「レートチェック」観測で 155円台へ急落。27日にはトランプ大統領のUSD(米ドル)安容認発言を受け 152円台 までUSD(米ドル)安・JPY(円)高が進行した。もっとも、介入否定やFRBの慎重姿勢、次期議長指名を背景に月末は 154円台へJPY(円)安方向に押し戻された。
こうした高いボラティリティ環境は、外為どっとコムの投資家行動にも明確に反映された。実現益計上者は 57.2% と5割超を維持し、急伸・急落局面を収益機会として捉えた投資家が多かったとみられる。取引者数の上位はUSD/JPY(米ドル/円)を中心にクロス円が占め、1月の大きな値幅が取引意欲を押し上げた。個人投資家の平均取引数量は 54ロット と増加し、相場変動を背景にリスクをとって取引を進めた様子がうかがえた。
取引者の平均口座開設期間は128カ月と長期化しており、経験豊富な投資家が市場を主導した一方、新規口座では30~40代が中心で、若年層の参入も続いた。
総じて、1月は個人投資家が果敢にリスクを許容して収益を追求した月であった。
※過去の調査結果は、マネ育ch( https://www.gaitame.com/media/ )よりご参照ください。
「投資家調査」カテゴリー
https://www.gaitame.com/media/archive/category/FX%E6%8A%95%E8%B3%87%E5%AE%B6%E8%AA%BF%E6%9F%BB
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