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ドル/円予想「日銀緩和維持で円安加速!ただ、米3連休控え年初来高値141.50円の上値が重い…」(ロンドン市場チャート分析)2023/6/16

目次

▼ドル/円 今夜の相場見通し
▼ドル/円の予想 まとめ
▼ドル/円見通し動画

ドル/円 今夜の相場見通し

環境認識を行いましょう。

日足チャートを見ると、10・20・80日移動平均線が上向きを維持していることから上昇基調は継続していると見ます。前日のローソク足が天井を示唆するトンカチ形状となり上値の重さ等から一時139円台まで弱含む場面もありましたが、10日移動平均線をサポートに反発し141.40円前後まで上伸しています。その後は、年初来高値(141.50円)を前に失速し141円前後での推移となっています。

141円越えで来週を迎えることになれば、強気姿勢が継続し上値摸索の展開が続きそうです。一方で141円を超えられなかった際には、2日連続で141円突破失敗となり上値が重くなる可能性があります。ただ、移動平均線をサポートに下値を切り上げていますので底堅さも続きそうです。

本日、日銀会合では金融緩和策の現状維持が決定されました。市場予想通りの結果ではありましたが、円売りが優勢となり140.80円台まで上伸しています。その後の植田日銀総裁による記者会見では、長短金利操作(イールドカーブ・コントロール)について「ある程度のサプライズはやむを得ない」として、次回会合での緩和修正の可能性に含みを持たせましたが、明確な回答では無かったことなどからハト派的とされ再び円安が加速。一時141.40円前後まで上値を拡大しました。

ドル/円の予想 まとめ

本日のドル/円トレード方針は、基本は買いです。底堅く推移する中で再び141円を突破していますので押し目買いポイントを見極めていきたいです。なお、米3連休前のポジション調整から上値が重い展開も考えられることには注意しておきましょう。

ドル/円見通し動画

 
uehara.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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