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ドル/円は138円台が重い…米債務上限問題への懸念払拭なるか(NY市場の見通し)

ドル/円、一時138円台を回復するも上値が重い

本日、東京市場のドル/円は、138円台を回復。米利上げ停止観測や債務上限問題への懸念から137.50円前後まで売りが先行しましたが、日経平均株価が3万1000円を超えて上昇する中で138.00円台へと持ち直しました。しかし、その後は時間外の米債利回りが失速したことで137.70円台まで下押ししました。欧州市場では、137.70円-138.00円のレンジ内で方向感を模索する展開となっています。

今夜は、米大統領と下院議長による債務上限問題を巡る会談が行われます。前週末に与野党が交渉を一時中断したことで市場心理が悪化した経緯があるだけに、会談の行方に関心が集まっています。他方、6月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ停止観測が高まっていることからドル/円は上値の重さが残りそうです。

ドル/円をテクニカル分析で見ると、10・20・80日移動平均線が上向きを維持して乖離幅を拡大する流れを維持していることから上昇基調は継続していると見ます。しかし、本日は138.00円台がレジスタンスとして意識されているようで、伸び悩む展開となっています。138.00円-138.20円がレジスタンスゾーンとなり上抜けない限りは反落の可能性に注意が必要です。

ドル/円

この後の経済イベント

5/22(月)
21:30 ブラード米セントルイス連銀総裁、講演
23:00 ユーロ圏5月消費者信頼感指数・速報値
23:15 レーンECB専務理事、講演
23:15 ビルロワドガロー仏中銀総裁、講演
24:05 ボスティック米アトランタ連銀総裁、バーキン米リッチモンド連銀総裁、講演
24:05 デイリー米サンフランシスコ連銀総裁、講演
26:30 デコス・スペイン中銀総裁、講演
-----☆米バイデン大統領、マッカーシー米下院議長による債務上限問題を巡る協議
※☆は特に注目の材料

今日の注目トピック

昨日21日に3日間にわたるG7広島サミットが閉幕しました。主なテーマは複数ありますが、最も目立ったテーマはウクライナ情勢に関してでしょう。急遽、ゼレンスキー大統領が来日して対面で参加することにもなり、広島とウクライナの街を重ね合わせて話す場面もありました。日本を含めて各国は追加支援を決めています。一刻も早く終戦となることを願います。

 
uehara.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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