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メキシコペソ今後の見通し「メキシコペソ堅調推移も、中銀は利上げ打ち止めの可能性あり」 2023年4月25日

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買いどき?指数はメキシコペソの上昇・下落のパワーを視覚化したものです。ミニマム(MIN)はポジション保有は慎重に、マックス(MAX)はポジション保有の好機、を表しています。現況のマーケットを俯瞰しての分析であり、投資の判断はご自身でおこなっていただけます様、お願いいたします。

高金利通貨であるメキシコペソについて、中長期にわたり買いポジションを保有する視点で、現在を分析します。

執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉
Twitter:@gaitamesk_naka

メキシコペソ/円 上昇・下落のパワーバランス

メキシコペソ/円をトレードするうえで重要となる経済指標やイベントを個別に点検します。

メキシコの失業率は過去最低を更新!しかし…

2月の失業率は2.72%に低下。2005年に現在の方法で統計を開始して以降の最低水準を更新した。ただし、労働環境は厳しく、最低賃金(もしくはそれ以下)での労働者数は増加している。

メキシコ中銀は15会合連続の利上げを実施

メキシコ中銀は3月29日に0.25%の利上げを実施。2021年6月以降15会合連続で合計7.25%の利上げを実施し政策金利は現在11.25%となった。議事要旨では利上げサイクルを終了させる時期に到達した可能性について議論されたことが明らかになった次回の金融政策会合は5月18日。

4月5日に発表されたメキシコ3月消費者物価指数(CPI)は前年比+6.85%となり、2021年10月以来の7%割れとなった。メキシコ中銀はインフレ見通しを上方修正している。4月分は5月9日発表。

最大の貿易相手国である米国の景気は、一時期ほどではないが底堅さを見せている。その他、中国経済が堅調な回復を示しているなど、好材料が多い。

パワーバランス まとめ

メキシコ中銀は、3月に政策金利を11.25%まで引き上げた。また利上げの停止も検討したようだ。3月にインフレは6.85%まで低下している。失業率は低水準にあるが、労働条件等を加味すると先進国のそれと同等には捉えられない。世界経済の減速が予想よりも緩やかになるとの見方が、ポジティブ要因だ。

メキシコペソ/円、いまが買いどき?

メキシコ中銀は利上げサイクルを継続している。政策金利は11.25%まで上昇しているが、インフレが1年5カ月振りに7%以下まで低下、利上げ停止時期が近付きつつあるようだ。経済的に繋がりの強い米国経済が好調を維持していることはメキシコペソの支援材料。失業率は過去最低を記録しているが、労働環境は改善されていないため、低賃金での労働者が増加していることは懸念材料。この辺りは先進国と違い失業率の数値を鵜呑みにできない。中国の景気回復期待が高まっていることや、世界の主要国の景気減速が予想されていたほど深化しないとの思惑が資源国通貨であるメキシコペソの支えとなっている。一方で、欧米のインフレ鈍化のペースが減速していることは懸念材料となる。

買いどき?指数はメキシコペソの上昇・下落のパワーを視覚化したものです。ミニマム(MIN)はポジション保有は慎重に、マックス(MAX)はポジション保有の好機、を表しています。現況のマーケットを俯瞰しての分析であり、投資の判断はご自身でおこなっていただけます様、お願いいたします。

最新のメキシコペソ/円チャート

経済指標予定

4月27日 21:00 メキシコ3月貿易収支
4月28日 21:00 メキシコ1-3月期国内総生産(GDP)
5月4日 21:00 メキシコ3月失業率
5月9日 21:00 メキシコ4月消費者物価指数(CPI)
5月18日 28:00 メキシコ中銀オーバーナイト・レート(政策金利)発表

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店頭FX(外国為替保証金取引)における新興国通貨取引のリスクについて
当社取扱通貨のうち、いわゆる新興国通貨に分類されるトルコリラ・南アフリカランドおよびメキシコペソ(MXN)はインターバンク(銀行間為替市場)における流動性が主要国通貨に比べ相対的に低く、経済指標発表のみならず金融政策変更やその他政治的要因、さらには地政学的リスク等の要因による突発的な相場急変動が起こりやすい環境下にございます。また、こうした急変動時には実勢インターバンクレートのスプレッド(BidとAskの差)も平常時に比べ大幅に拡大する傾向にあり、その場合には当社でもやむなく提示スプレッドを一時的に拡大することがございます。あわせて、相場状況により「ダイレクトカバーの対象となる注文」の基準Lot数(最低数量)を一時的に変更する場合がございますので、あらかじめご承知おきくださいますようお願いいたします。これら新興国通貨のお取引、およびこれらを対象とするキャンペーンへのご参加に際しては、以上につきあらかじめご留意のうえ、ポジション保有時、特に法人会員様の高レバレッジ取引における口座管理には十分ご注意くださいますようお願い申し上げます。以上の新興国通貨それぞれのリスク、および直近時点でのリスクレポートにつきましては、こちらのページをご参照願います。
新興国通貨が高金利である理由について
新興国に分類される国々は概して政治リスクや財政リスクが先進国よりも高く、したがってその経済的信用度は相対的に低い水準にあります。こうした条件下では海外投資家の資金を呼び寄せられず、経済発展の支障となるため、金利を上げたり税金を安くしたりすることで、信用度の低さを補いうる投資環境を構築しようとします。そのため新興国通貨は一般に先進国通貨よりも高金利となる傾向にありますが、前述したように各種リスクが高い水準にあることから、長期的には先進国通貨に比べて価値が下がる(=通貨が下落する)条件を備えているともいえます。
 
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中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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