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豪ドル/円 今日の見通し「米消費者物価指数が期待通り低下していれば…?」2023/4/12

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オーストラリアの通貨「豪ドル」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉

目次

 

今日の豪ドル トレードシナリオ

昨日から現在までの相場

・NY原油先物市場は反発。前週末の米3月雇用統計の結果を受けて、米経済がリセッションに陥らないとの期待が原油相場の支えとなった。終値は前日比+1.79ドルの1バレル=81.53ドル(4月11日)。

・4月4日に豪準備銀行(RBA)は金融政策決定会合を開催。政策金利を3.60%で据え置きとした。声明は前月から比べるとハト派的な印象となった。

・3月29日に発表された、豪2月月次消費者物価指数(CPI)は前年比+6.8%となり、前月(+7.4%)からインフレは鈍化した。

・豪2月雇用統計は、雇用者数は市場予想(5万人増)を上回る6.46万人の増加となったほか、前月分も上方修正された。失業率は3.5%、労働参加率は66.6%とともに前月から改善した(3月16日)。

今日のメインシナリオは

米消費者物価指数が期待通り低下していれば…?

先週金曜日(7日)に発表された米3月雇用統計が市場予想よりも良かったことで、市場は米経済が景気後退(リセッション)に陥らずに済むとの期待を高めている。こういった期待が、資源国通貨である豪ドルの支えとなっている。

本日は米3月消費者物価指数(CPI)が発表される。市場予想は前年比+5.1%と前月(+6.0%)から大幅に低下となっている。市場予想通り、またはそれ以下の結果となれば米景気がリセッションに陥らないとの期待が更に高まり、豪ドルの支えとなりそうだ。一方で、5月の米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ期待が低下し米ドルが売られることで、米ドル/円が大きく下落すれば豪ドル/円もこれに連れることになるだろう。
米3月CPIが市場予想を上回った場合、米国のリセッション懸念の高まりが資源国通貨である豪ドルの上値を抑えることになりそうだ。

この先の個別相場変動

■米3月CPIが市場予想を下回る
⇒米景気が持ちこたえられるとの期待が高まる
⇒資源需要が減退しないとの期待が高まる
⇒豪ドルは資源国通貨
⇒豪ドルを支える要因となる

豪ドル円 最新チャート分析

今後の注目経済指標・イベント

米3月CPI
株価動向

「ぴたんこテクニカル」内「お天気シグナル」の分析結果

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円は雨、豪ドル/米ドルは曇り。8時に豪ドル/円のストキャスティクスで売りシグナルが点灯。

【情報提供:外為どっとコム】

<「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」 詳細はこちら>

    • ※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
    • ※また、高機能チャート(パソコン版)/(スマホ版)では「取引分析」 を選択することで、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況をチャート上に表示が可能です(「外為注文情報」)。
    • ※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。

 

 

nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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