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ドル円 132円台で下げ渋り 日銀は大規模金融緩和継続か



ドル/円、米雇用統計後ドル買い加速で132円突破

先週10日のドル/円は、132円突破で強含む展開。東京市場では131円台後半でもみ合う展開が続きました。欧州勢参入後も米3月雇用統計発表待ちのムードで方向感のない値動きが続きました。

その後、発表された米3月雇用統計の結果は、非農業部門雇用者数が前月比23.6万人増と予想(23.0万人)をわずかに上回り、失業率が3.5%(予想:3.6%)と前回(3.6%)から低下しました。また、平均時給は前月比+0.3%、前年比+4.2%となりました(予想:+0.3%、+4.3%)。これらを受けドル買いが強まり132円を突破すると一時132.37円前後まで上値を伸ばしました。

ドル/円、植田日銀総裁会見で早期緩和修正観測が後退

本日、東京市場のドル/円は、一時131.83円前後まで弱含みましたが、5・10日(ゴトー日)の仲値公示にかけてドル買いが強まりました。後半には132.80円前後まで上値を拡大しています。

本日も欧州を中心に海外市場の多くがイースター・マンデーで休場となります。市場参加者が少なくなる中、欧州勢参入後はドル売り調整が入り132.00円前後まで弱含みました。その後は今夜の植田日銀総裁の就任会見を控えての警戒から小動きとなりました。

植田日銀総裁の会見では、「現行のYCCの継続が適当」や「大規模金融緩和を現状では継続する」、「金利を大幅に上げる状況ではない」などの発言を受けてすぐに金融緩和策の修正が入るとの観測が後退し円売りが進みました。ドル/円は132.62円前後まで買い戻されています。

なお、足元のドル/円は、10、20、80日移動平均線が密集しており方向感が出にくい展開となっています。また、下値を切り上げる中、133円付近の上値が重く三角保ち合いを形成しています。三角保ち合いをどちらかにブレイクして方向感が出るかがこの先の注目ポイントになりそうです。

この後の経済イベント

4/10(月)
23:00 米2月卸売売上高
23:00 デコス・スペイン中銀総裁講演
29:15 ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁講演

4/11(火)
10:30☆中国3月消費者物価指数
10:30 中国3月生産者物価指数

 
uehara.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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