執筆日時:2023年4月10日13時10分
執筆者 :株式会社外為どっとコム総合研究所 小野 直人
※チャート:ドル/円-15分足 外為どっとコム「ネオチャート」
米雇用は5月利上げを容認、年初からの雇用者増加数は100万超え
4月7日、米労働省が発表した3月の非農業部門雇用者数(NFP)は23.6万人増と、市場予想(23.9万人)を下回りました。また、失業率は3.5%(市場予想3.6%)、時間給の前月比は0.3%(市場予想0.3%)でした。内訳では、ヘルスケア・社会福祉、運輸・倉庫業が好調だった一方で、小売業、人材派遣が不調でした。NFPは予想を下回ったものの、年初から100万人超増加しており、労働市場が底堅いペースで拡大している様子を示しました。結果を受けて、5月FOMC(連邦公開市場委員会)での0.25%利上げの扉が開いたとの受け止め方が優勢でした。
直前に悪い経済指標が並んでいたため、5月FOMCでの金利据え置きを視野に入れていた投資家のドル買い戻しが優勢となり、米ドル/円は131円半ばから132.365円まで強含み、米金利は2年債利回りが3.993%、10年債利回りは3.413%まで上昇しました。また、聖金曜日の祝日(グッドフライデー)のため米株式市場は休場でした。
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米雇用統計の予想と戦略(先行記事へのリンク)
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