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ドル円一時131円台後半 本日米銀破綻めぐる公聴会開催

ドル円一時131円台後半 金融不安後退し上昇

27日のドル円は午後から夜にかけてドル買いが優勢となり、一時131円台後半まで上昇しました。

ドル円は先週末にドイツ銀行の株価急落などによる金融不安の再燃で一時129円台後半まで下落していましたが、27日午前には131円台まで持ち直しました。

昼過ぎに一時130円台半ばまで弱含む場面もありましたが、米当局が銀行への支援策の拡大を検討しているとの報道や、先日経営破綻したシリコンバレー銀行を米地銀ファースト・シチズンズ・バンクシェアーズが買収することで合意したとの報道を受けてドルを買う動きが強まり、本日未明には一時131.76円前後まで上昇しました。

ドル円不安定な相場続く 本日米銀破綻めぐる公聴会開催

欧州での金融不安の再燃を受け、ドル円は先週末に129円台後半まで下落しましたが、27日は過度な警戒感が後退し、ドル高が進む展開となりました。しかしその後失速して本日午前には大きく下落する場面もあり、ドル円相場は不安定な状態が続いています。

米地銀によるシリコンバレー銀行の買収合意などが伝わったことで金融不安は一服しましたが、金融システムのリスクが払拭されたとは言えず、市場では米FRBによる利上げの休止観測が広がっています。

こうした状況の中、本日から明日にかけて米議会で最近の銀行破綻や当局の対応に関する公聴会が開かれます。公聴会では破綻に至るまでの経緯や当局の対応についての検証が行われる予定で、市場の警戒感をさらに和らげる内容となるか注目されます。

また本日は米3月リッチモンド連銀製造業指数や消費者信頼感指数など、複数の米指標も発表されます。先週の米FOMCでFRBのパウエル議長は「年内の利下げは見込んでいない」と発言しましたが、市場では5月の次回FOMCで利下げが行われるとの予想も出ており、金融不安を背景に利上げ休止観測が強まる中、米指標でどのようなデータが示されるのか注目が集まります。

 



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