メキシコペソ/円 7年ぶり半ぶり高値に上伸、さらに勢いづくか2月CPIに注目 注目の高金利通貨 3月8日号

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執筆:外為どっとコム総合研究所 神田 卓也

メキシコペソ/円(4時間足)

MXN/JPY 4時間足
※レポート内の為替レート・チャートは外為どっとコム「外貨ネクストネオ」を参照

直近1週間のポイント

・メキシコ送金が過去最高
・正規雇用が増加
・対ドルで5年ぶりペソ高水準
・ドル/円の上昇も追い風

足元のメキシコペソ/円は7年半ぶり高値へ上伸

ペソ/円相場は8日の東京市場で昨年10月に付けた7.578円前後を上抜けると、約7年半ぶりに7.60円台へと続伸しています。
なお、1日に発表された1月の海外からメキシコへの送金額は同月として過去最高の44.6億ドルを記録。
6日に発表された2月の正規雇用者数は17.59万人となり、前月の11.17万人から増加しました。
こうした中、6日にはドル/ペソ相場が約5年ぶりに節目の18.00ペソを割り込んでペソ高が進行。
ドル/円が年初来高値を更新して137円台後半へ上昇した8日には2015年8月以来の高値となる7.612円前後まで上伸しました。
足元では、円より強いのがドルで、そのドルより強いのがペソという構図です。

注目ポイントは2月CPI

9日にメキシコ2月消費者物価指数(CPI)が発表されます。
メキシコ中銀は2月の政策決定会合で50bp(0.50%ポイント)の追加利上げを決めた理由として、コアインフレの高止まりを指摘。
その上でインフレ率が目標(2-4%)内に収束する時期の見通しを後ずれさせました。
これを受けて市場では、メキシコ中銀の利上げも当初の想定より長期化するとの見方が強まっています。
2月コアCPIの市場予想は前年比+8.35%となっており、1月の+8.45%からの鈍化はごくわずかにとどまる見通しです。
そうした中で仮にコアCPIの伸びが予想を上回れば追加利上げ期待が一層高まると考えられます

来週までのメキシコペソ/円の見通し

予想レンジ
7.450円~7.850円
基調
堅調維持

来週までの注目ポイント

☆3/9 メキシコ2月CPI
・主要国株価、国際商品価格

「為替チャート|メキシコペソ/円(MXNJPY)|60分足」はこちら

 
kanda.jpg 株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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