この番組は、TEAMハロンズ黒川が本日の注目材料を３分でわかりやすく解説する番組です。
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米ドル、warm up 受注改善に期待－米国２月ＩＳＭ製造業景況指数
動画要旨
米国２月ＩＳＭ製造業景況指数
3月1日、24時に米国の2月ＩＳＭ製造業景況指数が発表されます。
この指標は、米供給管理協会が300社以上の購買担当者を対象に、受注、出荷、仕入れ価格、雇用などをアンケート調査した結果をまとめたもので、米製造業の好不調を見る指標の一つです。また、サブ指標の雇用指数は雇用統計直前に発表されるため、この部分も注目を集めます。
米国２月ＩＳＭ製造業景況指数を見る上でのポイントは3つ
1つ目は、1月は47.4と2020年6月以来のレベルまで低下し、3カ月連続で節目の50を下回りました。1月は12月の大寒波の影響が後退して生産が持ち直す期待はありましたが、新規受注が過去1年間で最も低いレベルまで落ち込み、足を引っ張りました。
2つ目は、サブ指標の雇用指数は12月の50.8からほぼ横ばいの50.6となり、企業の採用意欲の底堅さを示しました。また、IT関連を中心としたリストラ計画は発表されているものの、大量のレイオフはまだ実施されていないようです。
また、価格指数は2020年5月以来の水準となった12月の39.4から改善し、財への上昇圧力が盛り返しつつある様子がうかがえました。
3つ目は、2月のNY連銀の製造業サーベイでは新規受注がマイナスながらも大きくリバウンドしているほか、1月のISM非製造業景況指数も大きく改善するなど、米経済への悲観的な見方は和らいでいます。
ISM製造業景況指数も、悲観的過ぎた部分が修正される可能性はありそうです。
ドル/円の反応
米国２月ＩＳＭ製造業景況指数
TEAMハロンズとしては、1月に悲観的過ぎたことへの反動、底堅い雇用、さらには先行きの価格上昇を見越した先行的な注文の動きが見られるのではとの思いから、発表直後は上向きの反応になるのではないかと考えています。
3分早わかり過去の結果
※過去10回分を表示、更新日2023年２月27日
※この文章は情報提供を目的としており、見通しはあくまでも個人的な見解に基づいたもので、結果を保証するものではありません。投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。
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円卓で有名だった旧・上田ハーローの元ディーラー・ストラテジスト・アナリストの所属のチーム。マネ育chに「3分テクニカル分析」（動画）、週刊為替レポート「ハロンズ」、米雇用統計レポート「米国雇用統計の予想と戦略」等執筆。X（Twitter）アカウントTEAMハロンズ（＠TeamHallons)では、マーケット雑感、経済指標のヘッドラインを呟いている。平日21：00からはLIVE番組【実践リアルトレード】も担当し、テクニカル分析の解説やリアル口座を使ったトレードをお見せするなど、FX個人投資家の皆様のお取引に有効な情報を日々、配信している。
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