豪ドルのFXデイトレードを行ううえで、インプットしておきたいトレードシナリオなどをギュッとまとめました。
執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉
Twitter:@gaitamesk_naka
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目次
今日の豪ドル トレードシナリオ
ここまでの相場
・原油価格は反発。ロシアが3月の原油生産量を日量50万バレル減産すると発表したことで、供給不足への懸念が高まった。終値は前営業日比+1.66ドルの1バレル=79.72ドル(2月10日)。
・2月7日に豪準備銀行(RBA)は金融政策決定会合を開催。市場予想通りとなる0.25%の利上げを実施し、政策金利を3.35%とした。今後の利上げに関しては、「今後数カ月にわたって金利をさらに引き上げる必要がある」とややタカ派的となった。
・豪10-12月期消費者物価指数(CPI)は前年比+7.8%と予想(+7.6%)や前期(+7.3%)から上振れ。12月月次CPIは前年比+8.4%で、前月(+7.3%)からインフレは加速(1月25日)。
・豪12月雇用統計では、雇用者数は1.46万人減少して市場予想(2.5万人増)を下回ったほか、前月分も5.8万人増に下方修正された。失業率は3.5%で前月と変わらず。また、労働参加率は66.6%となった(1月19日)。
今日のメインシナリオ
米CPIなど明日発表のビッグイベントを控え様子見?日銀新総裁人事は豪ドル/円にどう影響する?
本日は豪州のみならず、主要国で注目される経済指標の発表予定はない。明日に次期日銀正副総裁の国会提示や、日銀による共通担保オペ、米1月CPIなどの注目イベントが多数控えている。そのため様子見ムードが強く方向感を見出しにくい一日となりそうだ。
日銀新総裁には植田和男氏が起用される見込みとなった。植田氏は11日にインタビューで「現在の日銀の政策は適切であり、現状では金融緩和の継続が必要」といった旨のコメントを発している。そのため、「仮に植田氏が新総裁となっても、急な政策変更はなさそうだ」との安堵感が円相場に落ち着きを与えてくれそうだ。
個別の想定シナリオ
■明日に注目イベントを控える
⇒様子見ムードが高まる
⇒豪ドルは方向感が出ない
チャート分析
今後の注目材料
世界的な株価動向
「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」
外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円は曇り空に太陽が覗き、豪ドル/米ドルは晴れ。8時に豪ドル/円のRSIで売りシグナルが点灯。
【情報提供:外為どっとコム】
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- ※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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