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豪ドル/円 今日の見通し「RBA理事会!もし利上げ停止を匂わせたら…?注目は利上げ幅とフォワードガイダンス」2023/2/7

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豪ドルのFXデイトレードを行ううえで、インプットしておきたいトレードシナリオなどをギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉
Twitter:@gaitamesk_naka
日々、相場情報発信中!

目次

 

今日の豪ドル トレードシナリオ

ここまでの相場

本日2月7日12:30 RBA政策金利発表!
・12月6日に豪準備銀行(RBA)は金融政策決定会合を開催。市場予想通りとなる0.25%の利上げを実施し、政策金利を3.10%とした。今後の利上げペースに関してはデータ次第とした。市場は本日の会合での0.25%利上げを見込んでいる。

・原油価格は小幅反発。中国の需要回復期待が支えとなった。終値は前営業日比+0.72ドルの1バレル=74.11ドル(2月6日)。

・豪10-12月期消費者物価指数(CPI)は前年比+7.8%と予想(+7.6%)や前期(+7.3%)から上振れ。12月月次CPIは前年比+8.4%で、前月(+7.3%)からインフレは加速(1月25日)。

・豪12月雇用統計では、雇用者数は1.46万人減少して市場予想(2.5万人増)を下回ったほか、前月分も5.8万人増に下方修正された。失業率は3.5%で前月と変わらず。また、労働参加率は66.6%となった(1月19日)。

今日のメインシナリオ

RBA理事会!もし利上げ停止を匂わせたら…?注目は利上げ幅とフォワードガイダンス

本日はRBA政策金利が発表される。市場ではRBAが0.25%利上げを実施することを8割方織り込んでいる。直近のインフレ指標や堅調な労働市場がその理由だ。(詳しい説明は「豪ドル、利上げの可能性は8割?直前の徹底解説!【どうなる!?RBA政策金利発表】」の動画で確認!)

今回は利上げ幅のほかにも、同時に発表される「声明」に注目したい。前回12月の理事会では金利据え置きが検討されていたことが分かった。その時点では、他の主要国で利上げを停止している国がないことが据え置きを見送る一因となっていた。先日、カナダ中銀(BOC)が今後、利上げを一旦停止することを示唆したことで、利上げ停止示唆の前例は出来た。豪州のインフレは12月に急伸したが、豪統計局(ABS)はこれを季節的なものと評価をしている。RBAもABSと同様の評価を下しており、豪州のインフレが今後鈍化していくとの見通しを維持するのであれば、BOCに続いて利上げ停止を示唆する可能性も考えられる。
他方で、米国では2月3日に発表された米1月雇用統計が市場の予想を大幅に上回る”衝撃的な”結果となった。これにより、米連邦準備制度理事会(FRB)の年内利下げ開始観測は後退したばかりか、これまで予想されていた以上に利上げする可能性まで浮上している。そういった状況下でRBAが利上げ停止を想起させる声明を発すれば豪ドルには強い売り圧力がかかりそうだ。

個別の想定シナリオ

■RBAが近い将来の利上げ停止を示唆
⇒FRBは利上げ回数が増える可能性が浮上している
⇒金融政策の方向性の違いから豪ドルは対米ドルで売られる

チャート分析

今後の注目材料

RBA理事会

【特別番組のご案内】
豪ドル、利上げの可能性は8割?直前の徹底解説!【どうなる!?RBA政策金利発表】2023年2月6日収録

「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円は雨、豪ドル/米ドルは晴れ。7時に豪ドル/円の移動平均で買いシグナルが点灯。

【情報提供:外為どっとコム】

<「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」 詳細はこちら>

    • ※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
    • ※また、高機能チャート(パソコン版)/(スマホ版)では「取引分析」 を選択することで、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況をチャート上に表示が可能です(「外為注文情報」)。
    • ※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。
 

nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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