読む前にチェック!最新FX為替情報

読む前にチェック!
最新FX為替情報
CFD銘柄を追加!

スプレッド
始値比
  • H
  • L
FX/為替レート一覧 FX/為替チャート一覧 株価指数/商品CFDレート一覧 株価指数/商品CFDチャート一覧

FX/為替「米失業率は53年ぶりの低水準、労働市場の引き締まりで早期利上げ停止期待後退」米国雇用統計のふりかえり 2023年2月号 By 外為どっとコム総研

米雇用統計ふりかえり

執筆日時:2023年2月6日13時30分
執筆者  :株式会社外為どっとコム総合研究所 小野 直人

USDJPY15分チャート
※チャート:ドル/円-15分足
 外為どっとコム「ネオチャート

米失業率は53年ぶりの低水準、労働市場の引き締まりで早期利上げ停止期待後退

2月3日、米労働省が発表した1月の非農業部門雇用者数(NFP)は51.7万人増と、市場予想(19.0万人)を大幅に上回り非常に強い結果となりました。また、失業率も3.4%と53年ぶりの水準へ低下しました。分野別には、特にレジャー・娯楽、ヘルスケア、小売が好調だったほか、それ以外の多くの分野でも雇用の伸びが確認できました。一方で、時給は前月比で0.3%増と横ばい、前年比で4.4%と伸びが緩やかになりました。

賃金の上昇率が緩んだことはインフレ圧力低下につながるものの、労働市場の需給がひっ迫状態にあることを踏まえると、今後すんなりとインフレ率が米金融当局の目標レベルである2%に向けて鈍化していくかは微妙です。CMEのFedWatchツールでは、結果を受けてターミナルレート見通しが4.75-5.00%から、5.00-5.25%へ上昇しました。

128.450円付近を推移していた米ドル/円は129円後半へジャンプアップ。その後も、買いが優勢で131.205円まで上昇幅を広げました。一方で、ダウ工業株30種平均は、米長期金利が3.52%台へ戻したことが嫌気され、127.93ドル安い33926.01ドルで取引を終えました。

関連記事
米雇用統計の予想と戦略(先行記事へのリンク)

 
●免責事項
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。