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同じ積立運用でもFX と外貨預金はココが違う

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(画像提供:PIXTA)

(本記事は2021年5月6日掲載の「FXで外貨定期預金のような積立をしてみよう」(https://www.gaitame.com/media/entry/2021/05/06/170353)をリライトしたものです)

FXでも積立投資ができることを、あなたはご存知でしょうか?
外貨積立は「投資信託」や銀行の「外貨預金」だけのものではありません。

一般的にFXはハイリスク・ハイリターンでスキャルピングやデイトレードのような為替差益を獲得する短期売買と考えられている金融商品ですが、実は積立投資も可能で、外為どっとコムの「らくつむ」のような金融商品も開発されています。

それではFXの積立はどんな金融商品なのでしょうか。
外貨預金との違いを探ってみましょう。

同じようで異なるFXと銀行預金の積立

FX積立でも、いわゆる銀行の「外貨預金」と同じように「同じ金額」を「同じタイミング」で買い付けられます。

同じようなやり方で積立する場合、銀行の外貨預金もFX積立も運用成果は同じになると思われるかもしれませんが、銀行預金とFXはまったく異なる金融商品ですから、FXの特長が生きると、運用成績に違いが出てきます。

預金金利とスワップポイントの違い

外貨預金では、通貨国の金利差を基に銀行で決めた利息が満期後に受け取れます。 一方のFXでは、利息に相当する「スワップポイント(=金利差調整分)」があります。スワップポイントは、低金利国の通貨で高金利国の通貨を買うと、毎日受け取れます。

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南アフリカランドやメキシコペソのような高金利通貨国だけでなく、多くの国がインフレ抑制のために金利を引き上げてきたので、マイナス金利政策を続けている日本との金利差は広がっています。
FX積立ができる主要な国々と日本の政策金利をグラフで比較してみるとそのことがよく分かります。毎日得られるスワップポイントも増えています。
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また、定期的に資金を積み立てると運用資金は徐々に増えます。それに応じて獲得できるスワップポイントの金額も増えることになります。なお、通貨ペア国の経済状況などから金利差が逆転すると、スワップポイントもマイナス転じます。こうしたリスクに注意を払いながら、FX積立は行いましょう。

FXには満期がなく、スワップポイントは満額受け取れる

定期預金の場合、通常、利息は満期にならないと受け取れません。また、途中解約した場合は、普通預金と同じ利率に下がってしまうので、積立を始めたときに予想していたほど、利息が受け取れません。

一方のFXには満期という概念がありません。相場のトレンドが変わったと思ったときには、買い付けを止めることができますし、売却して損益を確定することもできます。

なお、スワップポイントは毎日金額が確定していますので、予定していた積立期間よりも早く売却しても、そのときまでに獲得したスワップポイントはすべて受け取ることができます。

また、売却して損益を確定せず、積立継続中でも、スワップポイントが一定額以上になっていると、スワップポイントだけを引き出すことが可能です。

FXの特長のレバレッジを使う

外貨預金は、預けられた金額だけで運用されますが、FXはレバレッジが使えるので、実際の投資金額よりも高額での運用が可能です。 

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例えば、外為どっとコムのFX積立「らくらくFX積立」では、個人の場合3倍までのレバレッジが利用できます。

運用資金が100万円と300万円とでは、どちらが利益を多く生み出す可能性があるかを説明する必要はないでしょう。レバレッジ2倍を選択すれば、FX積立で運用される金額は2倍、獲得できるスワップポイント額も2倍になります。

このように投資効率を高められるのは、レバレッジが利用できるFX積立だからです。

もちろん、レバレッジを使ってリターンを高めようとすれば、その分、リスクも高まります。外貨で運用する以上、為替相場の変動リスクも想定しなければなりません。

FX積立では、為替相場のトレンドをみながら、臨機応変にレバレッジの倍率を変更することができるので、リスクコントロールしながらの運用が可能です。

▶レバレッジのリスクとリターンについては、下記の記事で検証しております。 www.gaitame.com

信託保全の有無

信託保全の有無でも大きな違いがあります。
日本では、普通預金や定期預金、定期積金などを預けている金融機関が破綻すると、預金保険機構によって1,000万円までの保護が受けられる預金保険制度(ペイオフ )があります。

しかし、外貨預金や外貨定期預金はこの制度の対象外です。

一方、国内のFX会社は、投資家の資産を自社の固有資産とは区分して、信託銀行に信託しています。全額が保証されるものではありませんが、万が一、FX会社が破綻したとしても、区分管理により資産は保全されます。

外貨預金にはないFXの良さを生かした積立

今回はFX積立と外貨預金の違いについて比較してみました。

FX積立投資には、FX最大の特長であるレバレッジのみならず、満期がなくいつでも止められる手軽さ、スワップポイントの便利さ、信託保全による安全性など、銀行の外貨預金にはない魅力があることがわかります。

安定的に資産を運用する上で、リスク分散は欠かせません。外貨投資は重要な選択肢のひとつとなっています。その外貨投資の良さを得る手段は、銀行の外貨預金だけに限りません。ハイリスクと思われがちなFXでも、積立投資が可能で、その特長を生かすと、リスクコントロールしながら、効率的な長期運用が可能になるのです。

PickUp編集部

FX投資が初めての方へ!FXの魅力や特徴(初心者編)はこちら
外為どっとコムのFX積立サービス「らくらくFX積立について」

 
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