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FXで外貨定期預金のような積立をしてみよう

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FXで外貨定期預金のような積立をしてみよう 積立投資は「投資信託」や銀行の「定期預金」だけのものではありません。
ハイリスク・ハイリターンと思われているFXでも、実は積立投資が可能です。
FX積立投資のひとつの方法は、銀行の「外貨定期預金」と同様に、「同じ金額」を「同じタイミング」で買い付けるというものです。
「外貨で運用するんだから、運用成果は外貨定期預金と同じじゃないの?」と思われるかもしれません。
しかし、銀行預金とFXはまったく異なる金融商品です。
同じように資金を積立ても、FXのメリットが生かせると、その運用成績には大きな違いが出てきます。
そこで今回は、FXと外貨預金のそれぞれの特徴を比較しながら、FXで外貨定期預金と同じように積み立てしたら、何が違ってくるのかを考えてみました。

1.取引コストが将来大きな差を生む

そもそも、FX積立投資と外貨定期預金では、取引コストに大きな違いがあります。

まず、外貨定期預金では、日本円と対象通貨を両替する際、金融機関が定めた為替手数料が発生します。
大手都市銀行などで米ドル建て定期預金をする場合、銀行窓口を利用すると、1米ドルあたり、預け入れに約1円、払い戻しに約2円がかかります。
手数料の安いインターネットバンキングを利用しても、片道で約25銭かかるので、往復50銭程度の手数料が発生します。

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一方、FXの積立投資では、実質的な取引手数料にあたるスプレッドは、1米ドルあたり、5銭です。
(『らくらくFX積立』2021年4月現在)
「外貨定期預金」も、FXの積立投資も「積立」ですから、運用資金だけでなく、取引コストも積み上がります。
資産運用では、取引コストが低い金融商品ほど、投資効率は高まります。
同じ金額で定期的に積み立てていても、運用期間が長くなればなるほど、取引コストの低い金融商品のほうが、実際に運用される資金が多くなっていくからです。

 

2.預金金利とスワップポイントとの違い

外貨定期預金の場合、銀行で決められている利息が満期後に受け取れます。
一方のFXは利息に相当するものとして「スワップポイント(=金利差調整分)」があります。
このスワップポイントは、通貨国の金利差から生まれるもので、高金利国の通貨を買い、低金利国の通貨を売ると、その金利差が「スワップポイント」として、毎日受け取れます。

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現在、多くの国が日本よりも高金利になっていますので、「南アフリカランド/円」、「メキシコペソ/円」のような高金利通貨と日本円との通貨ペアを持っていると、毎日スワップポイントがもらえます。
また、積立投資で運用資金が増えていけば、同時に獲得できるスワップポイントの金額も増えていきます。

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なお、定期預金の利息は満期にならないと受け取れません。
また、途中解約した場合は、普通預金と同じ利率に下がってしまいますが、スワップポイントは毎日金額が確定し、満期にならなくても、一定額以上になっているとスワップポイントだけを引き出すことも可能です。

ただし、通貨ペア国の経済状況などから金利差が逆転すると、スワップポイントはマイナス転じます。
こうしたリスクに注意を払いながら、FX積立投資は行いましょう。

3.レバレッジを使う

FX最大の特徴は、少額資金で高額取引が可能になるレバレッジが使えることです。
外貨定期預金では、預けられた金額だけで運用されます。
一方のFX積立投資では、レバレッジを使って実際の投資金額よりも高額での運用が可能です。

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例えば、外為どっとコムのFX積立投資「らくらくFX積立」では、3倍までのレバレッジが利用可能です。
運用される資金が100万円と300万円とでは、どちらが利益を多く生み出す可能性があるかを説明する必要はないでしょう。
例えば、レバレッジを2倍にすると、FX積立投資で運用される金額は2倍になります。
その結果として、獲得できるスワップポイント額も2倍になります。
3倍の場合も同様です。
このように投資効率を高められるのは、レバレッジが利用できるFX積立投資だからです。

もちろん、レバレッジを使ってリターンを高めようとすれば、その分、リスクも高まります。
当然、外貨で運用する以上、為替相場の変動リスクも想定しなければなりません。

しかし、FX積立投資では、為替相場のトレンドをみながら、レバレッジの倍率を変更することができます。
上手にレバレッジを切り替えることで、リスクをコントロールしながらの運用が可能です。

4.信託保全の有無

信託保全の有無についても大きな違いがあります。
日本では、普通預金や定期預金、定期積金などを預けている金融機関が破綻すると、預金保険機構によって1,000万円までの保護が受けられる預金保険制度(ペイオフ)があります。
しかし外貨預金や外貨定期預金はこの制度の対象外となっています。

一方、国内のFX会社は、投資家の資産を自社の固有資産とは区分して、信託銀行に信託しています。
万が一、FX会社が破綻したとしても、全額を保証するものではありませんが、区分管理により資産は保全されています。

FXの良さを生かした積立投資を

さて、今回はFXで外貨定期預金のような積立投資を行うと、どのようなメリットがあるのかを考えてみました。
FX最大の特徴であるレバレッジのみならず、取引コストの低さ、スワップポイントの便利さ、信託保全による安全性など、銀行の外貨定期預金にはない魅力があることがわかります。
資産運用で外貨投資の良さを得る手段は、銀行の定期預金だけに限りません。
ハイリスクと思われがちなFXでも、積立投資という方法で、リスクコントロールしながら、長期運用が可能なのです。

PickUp編集部

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