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ドル円「127円台で押し目買いが入りやすい?来週は反発局面あるか」中期テクニカル分析でわかる今後の米ドル見通し FX 2023/1/20

目次

▼最新のドル円相場は…日銀が金融政策の維持を決定で3円急騰、その後4円に急落する往って来い相場
▼ドル円相場をテクニカル分析で確認…127円台をサポートに下げ止まる可能性も
▼ドル円トレードで注意しておきたいポイント…下落トレンド継続

最新のドル円相場は…日銀が金融政策の維持を決定で3円急騰、その後4円に急落する往って来い相場

今週のドル/円は、月曜日に2022年5月以来の安値水準127.22円まで下落しました。127円台では押し目買いが入りやすく反発するも129円台の上値が重く方向感が定まりません。18日には日銀金融政策決定会合があり、市場で金融政策に修正が入るとの思惑がある中、現状維持を決定したことで円売りが強まり128円台半ばから131.50円台まで上昇しています。しかし、その後は黒田日銀総裁の会見で目新しい情報がなく調整下落となる中、NY時間には複数の米経済指標が予想を下回る結果となったことでドル売りが加速。一時、127.55円まで下落と、3円上昇後に4円下落の往って来い相場で方向感を模索する展開が続いています。

ドル円相場をテクニカル分析で確認…127円台をサポートに下げ止まる可能性も

現在の状況をテクニカル分析で確認したところ、2021年安値から2022年高値へフィボナッチリトレースメントを引いた際の半値押し水準「127.26円」が意識されていることから、今週は127.22円で下げ止まっています。2週連続127円台で下げ止まっていることから同水準は今後も押し目買いが入りやすくサポートとして働きそうです。また、上値に関しては執筆時点(1月20日15時頃)で今週のローソク足(週足)が上ヒゲ陽線となり伸び悩んでいます。そのため反発余地はあるものの上値が重たい、方向感を模索する展開が考えられます。なお、127.22円を下抜けた場合は2022年5月の安値126.35円もしくは125円台が視野に入ります。上値は、134.50円付近が強い抵抗として意識されそうです。

ドル円トレードで注意しておきたいポイント…下落トレンド継続

日足チャート見ると下降チャネルに沿って下落トレンドが継続しています。チャネル上限や転換線(緑)、基準線(紫)が上値抵抗となり下値模索の展開が続いています。127円台で下ヒゲが多くなっていることから底堅さが出てきましたが、環境認識では下落優位ですので、上昇の勢いが出たとしてもチャネル上限を上抜けるまでは戻り売りが入りやすく、再び下落に転じる可能性があるため方向感を意識して取引を行っていきましょう。

著者紹介

外為どっとコム総合研究所の研究員、宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)が、FX初心者の方にも分かりやすいよう、予想の値動きを示し、FX為替予想を行います。

💬宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい):Twitter
https://twitter.com/gaitamesk_ueha

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uehara.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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