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豪ドル/円 今日の見通し「日銀の金融政策に対する姿勢を確認。緩和維持示唆なら豪ドル/円は底堅い」2022/12/28

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豪ドルのFXデイトレードを行ううえで、インプットしておきたいトレードシナリオなどをギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉
Twitter:@gaitamesk_naka
日々、相場情報発信中!

目次

 

今日の豪ドル トレードシナリオ

ここまでの相場

・原油価格は小反落。中国が新型コロナ対策による入国制限を緩和したことで、同国の経済活性化への期待が高まったことが買い材料となり、一時1バレル=81.18ドルまで上昇した。しかし北米を襲った大寒波の影響で稼働を停止していた米石油関連施設が連休明けにほぼ復旧したことで供給不安が和らいだ。終値は前営業日比-0.03ドルの1バレル=79.53ドル(12月27日)。

・豪11月雇用統計で、雇用者数は6.4万人増加して市場予想(1.9万人増)を大幅に上回った。失業率は3.4%で前月と変わらず。また、労働参加率は66.8%となった(12月15日)。

・12月6日に豪準備銀行(RBA)は金融政策決定会合を開催。市場予想通りとなる0.25%の利上げを実施し、政策金利を3.10%とした。今後の利上げペースに関してはデータ次第とした。

・11月16日に発表された豪7-9月期賃金指数は前年比+3.1%と予想の+3.0%を上回り、4-6月期の+2.6%から伸びが加速した。

・RBAは12月のRBA理事会議事要旨を公表。今年5月の利上げ開始以来初めて、金利据え置きが選択肢に入った。

今日のメインシナリオ

日銀の金融政策に対する姿勢を確認。緩和維持示唆なら豪ドル/円は底堅い

本日は12月19-20日に開催された、日銀金融政策決定会合の主な意見が公表される。この会合ではイールドカーブコントロール(YCC)の許容変動幅拡大が決定されたため、市場の注目が集まっている。黒田日銀総裁は会合後の定例記者会見では、「出口政策の第一歩ではない」と金融政策の方向転換を否定している。そのため、日銀が市場が予想している以上にタカ派的な姿勢を示していた場合には、再び円高圧力が高まりそうだ。

個別の想定シナリオ

■日銀は市場の予想通り、金融緩和維持を示唆
⇒日本と主要国の金利差が意識される
⇒円売りが優勢となる
⇒豪ドル/円は底堅い動き

チャート分析

今後の注目材料

08:50 日銀金融政策決定会合の主な意見
欧米の株価動向 

「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円は雨、豪ドル/米ドルは曇り。8時に豪ドル/円の移動平均で売りシグナルが点灯。

【情報提供:外為どっとコム】

<「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」 詳細はこちら>

    • ※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
    • ※また、高機能チャート(パソコン版)/(スマホ版)では「取引分析」 を選択することで、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況をチャート上に表示が可能です(「外為注文情報」)。
    • ※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。
 

nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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