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ドル/円:下値余地が限られる展開。137円台で終えれば一段の上昇へ。134.00を割り込んで終えた場合は立ち上げの可能性を打ち消して、ドルの下落リスクが点灯。

 

※年末年始の配信について
Daily Comment「週刊版」の配信は12/19号(12/18配信)までとし、年初は1/3号(1/3配信)から開始させて頂きますので、何卒ご了承下さいますようお願い申し上げます。

ドル/円:下値余地が限られる展開。137円台で終えれば一段の上昇へ。134.00を割り込んで終えた場合は立ち上げの可能性を打ち消して、ドルの下落リスクが点灯。

直近の日足は十文字の寄せ線に近い形の足で終えている。上値を切り下げる流れからは抜け出しておらず、下値リスクを残した状態にあるが、一方下値も、12/2に付けた133.63で底打ち、12/3の大陽線で立ち上げた可能性を示唆しており、この陽線の値幅(安値134.13)を下抜けて終えない限り、下値余地も拡がり難く、押しは一旦買い場となろう。また、日足の上値抵抗が136.90-00にあるが、これをクリアして137.00超えで終えれば、短期的なレジスタンスラインを上抜けて日足の形状が改善するため、上値余地がさらに拡がり易くなる。この場合でも中期トレンドが“ドル弱気”の流れにあることから、140.50超えで越週するまでは下値リスクを残した状態となる。日足の上値抵抗は136.90-00,138.00-10,138.50-60,139.20-30に、下値抵抗は136.00-10,135.50-60,135.00-10,134.00-10にある。21日、120日移動平均線は138.45と140.38に位置しており、上値を抑え込んだ状態だが、200日線は135.05に位置しており、強い下値抵抗として働く可能性が高い。 一方週足を見ると、安値圏で寄り付く陽線で続落を食い止めているが、上ヒゲがやや長く上値トライに失敗した形で終えている。上値を急角度で切り下げる流れからも抜け出しておらず、下値リスクに注意する必要があるが、135.00-10,134.20-30に週足ベースで見た強い抵抗があり、これらを下抜けて越週しないと下値余地が拡がり難い。今週の週足ベースで見た上値抵抗は、138.10-20,139.20-30,140.20-30に、下値抵抗は135.00-10,134.20-30,133.20-30にある。31週移動平均線は138.08に位置しており、上値を抑え込んでいるが、62週線は127.64に位置しており、長期トレンドをサポート中。 今週の戦略は、ドル買いは136.00-10で押し目買い。損切りは135.40で一旦撤退。これが付いた場合は135.00-10で再度押し目買い。損切りは134.10で撤退。ドル売りは様子見か136.90-00で戻り売り。損切りは137.30で浅めに撤退。日足が137.00超えで終えた場合は、短期戦略をドルの押し目買い方針に転換。この場合のターゲットは138.50~139.50。 上値は136.90-00にやや強い抵抗が出来ているが、137.00超えで終えた場合は日足の形状が改善して、137.10-20,137.60-70,138.00-10,138.50-60,138.80-90,139.20-30、139.50-60にある抵抗をどこまでクリア出来るかトライする動きへ。この場合でも140.50超えで終えるまでは短期トレンドが“ドル強気”に変化せず、下値リスクを残すことになる。下値は、136.00-10,135.70-80,135.50-60,135.00-10に強い下値抵抗が出来ており、下値余地が限られる展開が予想されるが、134円台を維持出来ずに終えるか、値動きの中で133.50割れを見た場合は“ドル弱気”の流れに戻して下落余地がさらに拡がり易くなる。

ドル/円【日足】期間:2022/04/07~2022/12/09(移動平均線は21、120、200日、以下日足は同様)


ドル/円【週足】期間:2019/10/25~2022/12/09(移動平均線は31、62週、以下週足は同様)

ユーロ/円:上値余地を探る動き。145.50超えで終えれば一段の上昇へ。143円割れで終えた場合は下値リスクが点灯、141円割れの越週で中期トレンドが変化。

直近の日足は陰線引けとなったが下ヒゲが長く、下値トライに失敗した形となっている。再度144円超えトライの動きが強まると見られるが、145.00-00,145.40-50に日足の上値抵抗が控えており、全て上抜けて終えるまでは上値余地も拡がり難い。一方下値は、143.10-20に日足の下値抵抗があるが、143円を割り込んで終えた場合は、日足の形状がやや悪化して下値リスクが点灯、142.50以下で終えた場合は短期トレンドが変化して141~142円台の足元を固め直す動きが強まり易くなる。さらに141.00を割り込んで越週するか、日足が140.50以下で終えた場合は、中期トレンドが“ユーロ弱気”に変化して。ユーロの下落幅拡大に繋がり易くなる。日足の上値抵抗は前述の145.00-10,145.40-50と146.50-60,147.10-20に、下値抵抗は143.10-20,142.50-60,141.50-60,140.80-90にある。21日移動平均線は144.07にあり、若干下抜けているが“ダマシ”の範囲内。120日、200日線は141.64と139.53に位置しており中期トレンドは“ユーロ強気”の流れを変えていない。 一方直近の週足は寄付き安値の陽線で続落を食い止めているが、前週の大陰線の値幅を上抜けきれておらず、また、10/21に付けた148.40を直近高値として上値を切り下げる流れからも上抜けていない。一方で、今年3月に付けた124.40を基点とする中期的なサポートラインの下値抵抗が141.20-30にあり、下値も支えられた状態にあることから、141円割れで越週しない限り、中期トレンドは“ユーロ弱気”に変化しない。今週の週足ベースで見た上値抵抗は144.50-60,145.00-10,145.80-90に、下値抵抗は141.80-90,141.20-30,139.60-70にある。31週、62週移動平均線は140.83と136.08に位置しており、中・長期トレンドをサポートしている。 今週の戦略は、ユーロ買いは143.30-40で押し目買い。損切りは浅い場合で142.80,深い場合は短期トレンドが変化する142.40に置く必要がある。ユーロ売りは145.00-10まで引きつけて。損切りは145.60で撤退。日足が140.50割れで終えた場合は、ユーロの戻り売り方針に転換。 上値は、144.30-40,144.50-60,145.00-10に強い抵抗があるが、145円台に乗せて終えた場合は下値リスクが後退、145.50超えで終えた場合は“ユーロ強気”の流れに変化して146.00-10,146.40-50,146.90-00,147.10-20の抵抗をどこまでクリア出来るかトライする動きへ。下値は、143.40-50,143.10-20に強い抵抗があるが、143円台を維持出来ずに終えた場合は下値リスクが点灯、142.50-60の抵抗を下抜けて終えた場合は、短期トレンドが変化して141.80-90,141.50-60,141.00-10,140.80-90にある下値抵抗をどこまで切り崩せるかトライする動きへ。さらに141.00以下で越週するか、日足が140.50以下で終えた場合は、中期トレンドも変化して134~135円方向への下落幅拡大に注意が必要となる。(川合 美智子)

ユーロ/円【日足】期間:2022/05/24~2022/12/09(移動平均線は21、120、200日) ユーロ/円【週足】

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