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ドル/円:下値リスクが高い状態変わらず。133円台前半から厚くなる下値抵抗にも注意。136円台を回復して終えれば下値リスクがやや後退。

 

※年末年始の配信について
Daily Comment「週刊版」の配信は12/19号(12/18配信)までとし、年初は1/3号(1/3(火)配信)から開始させて頂きますので、何卒ご了承下さいますようお願い申し上げます。

ドル/円:下値リスクが高い状態変わらず。133円台前半から厚くなる下値抵抗にも注意。136円台を回復して終えれば下値リスクがやや後退。

ドル/円は5手連続陰線引けとなり、上値を急角度で切り下げている。また、2手前の陰線が138.00~139.50ゾーンでの揉み合いから下抜けており、新たな下げトレンドに入った状態にある。134~135円ゾーンには本来強い下値抵抗が散在するが、新たな下げトレンドに入ってまだ日が浅いことから、反発余地が限られ易く一段のドル下落リスクにより警戒する必要がある。一方で、133.20-30に週足の下値抵抗が、130.50~132.50ゾーンには中・長期的な下値抵抗が控えており、このレベルでは一旦留まる可能性も高いと見られる。短期トレンドは136円台に実体を戻して引ければ一旦底打ちして反発余地を探る動きが強まり易くなるが、中期トレンドが“ドル弱気”に変化しており、反発に転じても138~139円台が大きな壁となる可能性が高い。短期トレンドは140.70-80の抵抗を切り返して実体ベースを141円台に乗せて終えない限り“ドル強気”に変化しない。日足の上値抵抗は135.30-40,135.90-00,137.30-40,138.00-10,138.50-60に、下値抵抗は134.00-10,133.10-20,132.20-30,131.00-10,130.50-60にある。21日、120日移動平均線は140.49,140.33に位置しておりこれらを下抜けて“ドル弱気”の流れにある。200日線は134.51にあり、これも若干下抜けているが、“ダマシ”の範囲内にある。 一方直近の週足は値幅が6円を超える大陰線の出現となり、大きな下げエネルギーが働いた状態にある。一段の下落リスクに警戒が必要だが、130~133円台には週足ベースで見た強い下値抵抗が控えており、そろそろ下値余地も限られて来る可能性も高いと見られる。一方で、中期トレンドに変化が生じていることから、反発に転じた場合でも日足が141円台で終えるか、週足が141.70-80の抵抗を上抜けて越週するまでは下値リスクを残すことになる。今週の週足ベースで見た上値抵抗は、135.20-30,136.00-10,137.00-10に、下値抵抗は、133.20-30,131.80-90,130.40-50にある。31週移動平均線は137.89にあり、この下に入り込んで中期トレンドに変化が生じているが、62週線は127.23に位置しており、長期トレンドをサポートしている。 一方月足を見ると、11月足は値幅が10円を超える大陰線の出現となり、この足が3月に付けた114.65を基点として下値を急角度で切り上げて来た流れから完全に下抜けた位置で越月している。10月に付けた151.95で大天井を見た可能性が高く、12月は下値トライの動きが継続しよう。このトレンドラインの上値抵抗が、12月は144.00~144.50に位置しており、これをしっかり上抜けて越月しない限り、長期トレンドは“ドル強気”に戻すことが出来ず反発余地も限られる展開が予想される。12月足の上値抵抗は138.00~138.50,144.00~144.50,150.00~150.50に、下値抵抗は132.00~132.50,130.00~130.50,127.50~128.00にある。31ヵ月、62ヵ月移動平均線は117.62と113.58に位置しており、長期トレンドは“ドル強気”の流れに変わりない。 今週の戦略は、ドル買いは引き続き様子見か、130.40-50の押し目があれば買い狙い。損切りは129.70で一旦撤退。ドル売りは135.40-50の戻り待ち。損切りは136.10で撤退。これが付いた場合は短期戦略をドルの押し目買い方針に転換。但し、中期トレンドが弱いので買いは利食いを小まめに入れる方針で。この場合のターゲットは137.50~138.00。 上値は134.60-70,135.20-30,135.50-60,135.90-00にやや強い抵抗が出来ているが、全てクリアして136円台に乗せて終えた場合は、一旦底打ち、反転の流れに入る可能性が高くなる。この場合でも上値を切り下げる流れに変わりなく、141円台を回復して終えるまでは下値リスクにも引き続き注意する必要がある。上値抵抗は137.00-10,137.30-40,137.70-80,138.00-10,138.50-60。下値は、134.00-10,133.60-70にやや強い抵抗が出来ており、これらを守り切って反発に転ずる可能性を残しているが、全て下抜けた場合は133.10-20,132.50-60,132.10-20,131.80-90,131.50-60,130.90-00,130.40-50にある下値抵抗をどこまで切り崩せるかトライする動きへ。これ以上の押しは短時間ではオーバーシュートの可能性が高いと見ている。可能性が低いと見るが、129.50以下で終えた場合は一段と強い抵抗のある127~128円台をトライする動きへ。

ドル/円【日足】期間:2022/03/31~2022/12/02(移動平均線は21、120、200日、以下日足は同様)


ドル/円【週足】期間:2019/10/18~2022/12/02(移動平均線は31、62週、以下週足は同様)

ユーロ/円:短期トレンドは“ユーロ弱気”の流れ。143円超えで終えれば下値リスクがやや後退。140.50以下の越週で新たな下落リスクが点灯。

直近の日足は“タクリ足”の陰線が出ており、下値トライに失敗した形で終えているが、短期トレンドが弱いので値ごろ感からの買いは控えた方が良さそうだ。日足は、新たな下げトレンド入りの可能性を示唆しているが、直近の陰線が週足ベースで見た下値抵抗である140.60-70に跳ね返されており、週初の売りは慎重に臨む必要がある。短期トレンドは“ユーロ弱気”の流れに変わりないが、143円台に実体を戻して引ければ下値リスクがやや後退、145.50超えで終えれば“ユーロ強気”に変化する。逆に140円割れで終えた場合は新たな下落リスクが点灯、139円割れでで終えた場合は138円台の下値抵抗を切り崩しつつ135円方向への一段の下落リスクに注意が必要となる。日足の上値抵抗は142.00-10,142.70-80,143.20-30,144.00-10に、下値抵抗は141.10-20,140.60-70,140.00-10,138.90-00にある。21日、120日移動平均線は144.62,141.60に位置しており、上値を抑え込んでいるが、200日線は139.13にあり、下値抵抗として働いた状態にある。 一方直近の週足は、値幅のやや大きい陰線引けとなり、単体では下値リスクが高いものだが、今年3月に付けた124.40を基点として下値を切り上げて来たサポートラインの下値抵抗が140.60-70にあり、これに跳ね返されて越週していることから、これを守り切って反発に転ずる可能性を残した状態にある。但し、140.50以下で越週した場合は中期トレンドも変化して新たな下げトレンド入りの可能性が点灯するので、下値リスクにより警戒する必要がある。今週の週足ベースで見た上値抵抗は142.30-40,144.00-10,144.90-00に、下値抵抗は140.60-70,139.00-10,137.50-60にある。31週、62週移動平均線は140.63と135.84に位置しており、中期トレンドは“ユーロ強気”の流れを変えていない。 月足を見ると11月足は高値圏で寄り付く陰線引けとなり、上昇一服となったが、下値を切り上げる流れには変化が認められず、調整下げの範囲内に収まっている。この月足の下値抵抗が140.00~140.50にあるが、これを割り込んで越月した場合は下値リスクが高くなり、134円方向への一段のユーロ下落に繋がり易くなる。逆に月足の上値抵抗が147.00~147.50にあるが、これを上抜けて越月した場合は新たな上昇トレンド入りの可能性が高くなり、一段のユーロ上昇に繋がり易くなる。この場合は2014年12月に付けた149.55超えをトライする動きが強まろう。12月足の上値抵抗は、144.00~144.50,147.00~147.50、149.00~149.50に、下値抵抗は140.00~140.50,136.00~136.50,134.00~134.50にある。31ヵ月、62ヵ月移動平均線は131.98と128.65に位置しており、長期トレンドは“ユーロ強気”の流れを変えていない。 今週の戦略は、ユーロ買いは様子見か139.80に損切りを置くなら140.60以下で軽く試し買い程度に。売りは142.20-30で戻り売り。上値余地を142.50-60近辺まで見ておく必要ある。損切りは下値リスクが若干後退する143.10で撤退。 上値は、141.90-00,142.30-40,142.70-80にやや強い抵抗が出来ているが、全てをクリアして143.00超えで終えた場合は、短期トレンドを“ニュートラル”な状態に戻して上値余地を探る動きが強まり易くなる。この場合でも上値を切り下げる流れには変化が認められず、145.50超えで終えるまでは“ユーロ強気”の流れに変化せず、下値リスクへの警戒も引き続き必要となる。下値は、141.00-10,140.60-70に強い抵抗があるが、これらを切り崩し、さらに、140.10-20,139.60-70,139.30-40,139.00-10の抵抗を全て下抜けて終えた場合は中期トレンドの変化が確定的となり、134~135円方向への一段の下落リスクに注意が必要となる。 (川合 美智子)

ユーロ/円【日足】期間:2022/05/17~2022/12/02(移動平均線は21、120、200日) ユーロ/円【週足】

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