目次
▼ドル/円の見通し
▼ドル/円の予想 まとめ
▼ドル/円見通し動画
ドル/円の見通し
本日のドル円のトレード方針をお伝えして、その後に環境認識などの詳細を見ていきましょう。
こちら、ドル/円の60分足です。昨日の値動きを簡単に振り返りますと、24時前に一際目立つローソク足があり、かなり急落しています。
要因となったのは、米PMI指標であり、予想を下回る結果を受けて急落しています。また、28時頃も大きく下落しており、ここは米FOMC議事録が公表されたタイミングであり、その内容から今後アメリカの利上げペースが減速するとの思惑が強まってドル売りが加速しています。
そして(24日の収録時点では)139円を割っているということで、かなり下落ペースが強まっていますので、基本的に本日のトレード方針は売り目線です。勢いあるところを売る、戻ったところを売る、という考え方になります。その中で一つの注目ポイントとしては、139円ちょうど前後です。この水準は過去でサポートまたはレジスタンスとして意識されていますので、ここを明確に下抜けた後で戻しても抵抗となって再び下落する場合は、その「再下落のタイミングで戻り売りを狙っていく」という考え方になります。
ただ、139円ちょうど前後の下に関して、138.50円とか138円ちょうどなど、そういったラウンドナンバーの水準に関しては一旦下げ止まる可能性があります。特に今日はアメリカ感謝祭で祝日ということもありますので、動きは限られるかということで、利食いをこまめに行っていくとよいかと思います。
あと、もう一つですが、139円台に戻した場合ですが、139円ちょうど付近で下げ止まり再上昇する場合は、短期的には逆張りの買いを狙ってもよいかなと思います。ただ、その場合でも139.60円や140円ちょうどでは戻り売りが優先になる可能性がありますので、一旦これらの水準では買いポジションを決済して戻り売りを狙うという考え方もあります。
ドル/円の予想 まとめ
ドル売りが加速する中、メインのトレード方針は売りに転換します。139円ちょうどを割って下げが加速する場合や、139円割れの後で値を戻すも上値が重く再び下落するところは、売りのエントリーポイントになると見ます。ただ、139円を割ったとしても、再び139円を回復して上値を伸ばす場合は、短期的には逆張りの買いも妙味がありそうです。
ドル/円見通し動画
番組紹介
外為どっとコム総合研究所の研究員、宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)が、動画でチャート分析を行います。FX初心者の方にも分かりやすいよう、予想の値動きを示し、FX為替予想を行います。
動画配信期間:2022/11/24~
💬宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい):Twitter
https://twitter.com/gaitamesk_ueha
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宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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