読む前にチェック!最新FX為替情報

読む前にチェック!
最新FX為替情報
CFD銘柄を追加!

スプレッド
始値比
  • H
  • L
FX/為替レート一覧 FX/為替チャート一覧 株価指数/商品CFDレート一覧 株価指数/商品CFDチャート一覧

ドル/円:“ドル弱気”の流れ。一段の下落リスクに注意。140.50超えで終えれば下値リスクがやや後退。135円台に強い下値抵抗あり。

 

ドル/円:“ドル弱気”の流れ。一段の下落リスクに注意。140.50超えで終えれば下値リスクがやや後退。135円台に強い下値抵抗あり。

日足は2手連続して大陰線となり、2日で7円もの下落を見て日足、週足ともにトレンドが大きく変化している。調整下げの範囲内を超えており、中期的なトレンドが変化する可能性にも注意する必要が生じている。短期トレンドは140.50超えで終えれば“ニュートラル”な状態に戻すが、142.50超えで越週するまでは下値リスクが軽減されない。またこれを達成した場合でも145円台を回復して終えるまでは下値リスクを残すことになる。日足の上値抵抗は139.40-50,140.10-20,141.20-30,141.70-80,142.40-50に、下値抵抗は138.50-60,137.50-60,137.00-10,135.00±10銭にある。21日、120日移動平均線は147.14と139.50にあり、これらを下抜けて終えており、短期トレンドは“ドル弱気”の流れにあるが、200日線は132.73にあり、下値を支えた形となっている。 一方直近の週足は、値幅が9円もの大陰線が出ており、この足が今年3月に付けた114.65を基点として下値を切り上げて来たサポートラインを完全に下抜けており、中期トレンドが変化する可能性が点灯している。大きな下げエネルギーを吐き出した後だけに、今週は小反発に転ずる可能性があるが、141.70-80,142.40-50に週足の上値抵抗が控えており、142.50超えで越週しない限り、下値リスクが軽減されない。またこの場合でもこの大陰線の値幅(高値147.57)を上抜けて越週するまでは“ドル強気”に変化しない。一方下値は、137.60-70,135.00±10銭に週足ベースで見た強い下値抵抗が控えており、これらを全て下抜けて越週しない限り、下値余地も拡がり難い。31週、62週移動平均線は136.95と125.89にあり、中期トレンドをサポート中だが、135円を割り込んで越週した場合は、“ドル弱気”に変化して130円方向への新たな下落リスクが点灯する。 今週の戦略は、ドル買いは今週いっぱい様子見か、135.00-10までの押し目があれば買い狙い。損切りは134.40で撤退。ドル売りは140.00-10の戻り待ち。損切りは140.60で撤退。これが付いた場合は142.30-40まで引きつけて再度売り向かい。この場合の損切りは142.70で浅めに撤退としたい。 上値は、139.00-10,139.40-50,140.00-10,140.50-60にやや強い抵抗があるが、全てクリアした場合は“ニュートラル”な状態に戻して、上値余地が若干拡がり易くなる。この場合でも141.70-80,142.00-10,142.40-50に強い抵抗があり142.50超えで終えるまでは下値リスクが軽減されない。また、142.50超えで終えても145円台を回復して終えるまでは下値リスクを残すことになる。下値は、138.50-60,137.60-70,137.10-20,136.40-50,136.00-10,135.00-10,134.60-70に強い抵抗があるが、どこまで切り崩せるかトライする動きが継続しよう。137.60-70以下に一段と強い下値抵抗が控えており、突っ込み売りにも注意したい。このラリーでの下値余地は深い場合でも135.00前後に留まろう。

ドル/円【日足】期間:2022/03/10~2022/11/11(移動平均線は21、120、200日、以下日足は同様)


ドル/円【週足】期間:2019/09/27~2022/11/11(移動平均線は31、62週、以下週足は同様)

ユーロ/円:下値リスクがより高い状態。145円台を回復すれば“ニュートラル”に変化、147円台で終えれば“強気”に変化。139.50以下で終えた場合は新たな下落リスクが点灯。

直近の日足は前日足から上寄りのスタートとなったが、続伸に繋げられずに陰線で終えている。下ヒゲがやや長く下値トライに失敗しており、下げ渋りの恰好だが、短期トレンドが弱いことや、147.00-10の重要な上値抵抗ポイントにぶつかった流れにあることから、下値リスクがより高く、続落の可能性により警戒が必要だ。現状は143.10-20の日足の抵抗を終値ベースでは守っているが、これを下抜けて終えた場合は一段の下落リスクに要注意。短期トレンドは145円台を回復すれば“ニュートラル”な状態に戻して上値トライの動きが強まり易くなるが、この場合でも147.00-10の抵抗を上抜けて終えるか、147.60-70をクリアしない限り、“ユーロ強気”に変化せず、下値リスクを残すことになる。日足の上値抵抗は144.00-10,144.40-50,145.00-10,145.50-60に、下値抵抗は143.10-20,142.70-80,142.00-10,141.00-10にある。139.50以下で終えた場合は新たな下げトレンド形成の動きに入った可能性が高くなり、135円方向への一段の下落リスクに注意が必要となる。21日移動平均線は146.15に位置しており、短期トレンドは“ユーロ弱気”の流れにあるが、120日、200日線は141.13と138.12に位置しており、中期トレンドの変化は認められない。但し、139.50以下で終えた場合は中期トレンドも変化した可能性が高くなる。 一方週足は2週連続線引けとなり、上値を切り下げている。上値を切り下げる一方で週足の下値抵抗を終値ベースでかろうじて守って越週しており、反発に転ずる可能性を残した状態だが、直近の陰線が147.00-10の上値抵抗にぶつかって反落しており、上値トライに失敗した影響をより強く受けた状態にあるので、下値リスクが高い状態に変わりない。週足の終値ベースで144円台を回復して越週すれば下値リスクが若干後退するが、146.00超えで越週するまでは下値リスクが軽減されない。また、この場合でも147.50超えで越週するまでは上値余地も拡がり難い。今週の週足ベースで見た上値抵抗は144.00-10,145.90-00,147.10-20に、下値抵抗は141.60-70,139.60-70,137.50-60にある。31週、62週移動平均線は140.03と135.16にあり、中期トレンドサポート中。 今週の戦略は、ユーロ買いは今週いっぱい様子見か140.00-10まで引きつけて。損切りは新たな下落リスクが点灯する139.40で撤退。ユーロ売りは144.40-50の戻り待ち。損切りは“ニュートラル”な状態に戻す145.10で一旦撤退としたい。これが付いた場合は146.60-70まで引きつけて再度売り狙い。この場合の損切りは147.20で撤退。 上値は、143.80-90,144.40-50にやや強い抵抗が出来ており、反発余地が限られる展開が予想されるが、145.00-10の抵抗を上抜けて終えた場合は、“ニュートラル”な状態に戻して145.50-60超えの抵抗をトライする動きが強まり易くなる。この場合でも、146.00-10,146.60-70,147.00-10に強い抵抗が控えており、147.20超えで終えるか、147.60-70の抵抗をクリアしない限り、“ユーロ強気”に変化せず、下値リスクを残すことになる。下値は143.10-20に日足の抵抗があるが、下抜けて終えた場合は142.50-60,142.00-10,141.70-80,141.50-60,140.90-00,140.10-20にある抵抗をどこまで切り崩せるかトライする動きへ。さらに139.50-60の抵抗を下抜けて終えた場合は、新たな下落リスクが生じて135円方向への一段の下落に繋がり易くなる。 (川合 美智子)

ユーロ/円【日足】期間:2022/04/26~2022/11/11(移動平均線は21、120、200日) ユーロ/円【週足】

© 2022/WFXA
当社に無断で複製または転送することは、著作権の侵害にあたります。民法の損害賠償責任に問われ、著作権法第 119 条により罰せられますのでご注意ください。尚、このレポートは情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。