目次
▼米消費者物価指数(CPI)発表後にドル円は140円台までまさかの急落
▼ドル円相場をテクニカル分析で確認
▼ドル円トレードで注意しておきたいポイント
米消費者物価指数(CPI)発表後にドル円は140円台までまさかの急落
ドル/円は、11月10日の米10月消費者物価指数(CPI)発表後、146円台から140円台まで下落しており、戻りも浅く142円台前半で上値が抑えられている。
ドル円相場をテクニカル分析で確認
ただ、現在の状況をテクニカル分析で確認したところ、中長期の上昇トレンドは継続しており、再び150円に向けて上昇に転じる可能性があると見る。その根拠を示すシグナルは以下の3点である。
USD/JPY 日足/外貨ネクストネオより
①2022年9月の直近安値水準がサポートになっている
②100日移動平均線(SMA)が上向きでサポートになっている
③RSI(相対力指数)が30ライン以下で上向き ※30ラインを上抜けば、買いシグナルになる可能性
また、上記①~③については、2022年7月に139.39円前後の高値更新後の調整下落から上昇へ転じる局面でも同一のシグナルであり、現在の相場状況と類似している。
この先、100日SMAや140円の水準を終値(日足)で下抜けない限り上昇に転じる可能性があるため注視していきたい。
ドル円トレードで注意しておきたいポイント
なお、同水準を下抜け、且つ抵抗となり続落した場合は売り圧力がさらに強まり130円台前半に向けて下落する可能性があることは頭に入れて置く必要がある。
著者紹介
外為どっとコム総合研究所の研究員、宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)が、FX初心者の方にも分かりやすいよう、予想の値動きを示し、FX為替予想を行います。
動画配信期間:2022/11/11~
💬宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい):Twitter
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宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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