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FX「8円維持。財政改善は好材料、中国経済減速は懸念」南アランド見通し

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総括

FX「8円維持。財政改善は好材料、中国経済減速は懸念」南アランド見通し

「通貨6位、株価8位」
「予想レンジ 南アランド7.9-8.4」

(ポイント)
*8円台は維持している
*悪材料は中国景気の減速、停電、ストライキ、エネルギー価格の小康など
*9月生産者物価は前年比16.3%上昇
*今夜は9月貿易収支の発表
*財政収支改善は好材料
*ヨハネスブルグでテロ計画の可能性の報道あり
*9月消費者物価はコアが上昇、追加利上げ観測あり
*日銀円買い介入で一時下落
*女性候補も、12月のANC党首選
*南アへの直接投資と証券投資が減少
*政策金利は0.75%引き上げ
*2Q経常収支は8期ぶりの赤字
*2Q・GDPは減速
*石炭が見直され輸出商品へ
*ロシア産原油の輸入を計画している

(一目の雲の上に上昇できず)
 年初来、ランドは12通貨中6位と中位にいるが、このところ一目の雲の上に上昇できず低迷している。貿易依存度の高い中国の景気減速と中国新指導体制の不透明感、エネルギー価格の小康、停電やストライキが不安材料だ。その中でランドを支えているのは勢いは失ったものの、黒字が続く貿易収支だろう。

(今夜は9月貿易収支の発表)
 9月貿易収支の予想は53億ランドの黒字。8月は71.8億ランドの黒字であった。南は貿易黒字を維持している。グラフは過去5年の貿易収支。




(財政改善は好材料)
 南ア財務省中期予算計画を発表した。財政見通しで、2022/23年度の財政赤字を国内総生産(GDP)比で4.9%とし、今年2月の見通し6.0%より早く縮小すると想定した。将来的な経済ショックへの耐性がより向上する。23/24年度は4.1%(2月見通しは4.8%)、24/25年度は4.2%)と、改善ペースの迅速化を見込んだ。債務総額は対GDP22/23年度に71.4%の水準で安定するとした。24/25年度に75.1%で安定するとしていた2月より明るい見通しを示した。税収予測は22/23年度分を835億ランド上方修正した。金融と製造業部門で利益が改善しているほか、世界的なコモディティー価格上昇を背景に鉱業部門からの税収が好調なため。電力供給障害が絶えない国営電力エスコムの4000億ランドの債務問題については、政府が一部を肩代わりする意向を確認したが、金額や日程は具体的に明示しなかった。

(9月生産者物価)
 9月生産者物価は前年比で16.3%上昇、8月は16.6%上昇、予想は15.7%。燃料費、化学、ゴム、プラスチック清貧が下落した。食料品、飲料、たばこ、紙などは値上がりした。

(今週の指標)
 今夜の貿易収支の他に11月1日にアブサ10月製造業PMI、11月3日にS&Pの10月PMIの発表がある。どちらも9月は50を割り込んでいる。

テクニカル分析(ランド/円)

雲中維持できず

日足、雲中維持できず。10月28日は長い上ヒゲ。10月25日-28日の上昇ラインがサポート。10月24日-28日の下降ラインが上値抵抗。5週線下向き、20週線上向き。
週足、雲の上を維持。10月10日週-24日週の上昇ラインがサポート。9月12週-10月24日週の下降ラインが上値抵抗。
月足、8円前半での揉み合い続く。8月-10月の上昇ラインがサポート。6月-9月の下降ラインが上値抵抗。雲の上。
年足、21年はかろうじて陽線。22年もここまで陽線。18年-21年の下降ラインを上抜く。20年-21年の上昇ラインがサポート。



喜望峰

南アのヨハネスブルグでテロ計画

 南アで近くテロが計画されている可能性があると米国政府が公表し、日本政府は、現地に滞在する日本人にもメールで情報を知らせ、警戒を呼びかけている。
 米国大使館は10月26日、ヨハネスブルク郊外にあるサントン地区で、29日にテロ行為が計画されている可能性があるとして、滞在するアメリカ人に大規模な集会などを避けるよう呼びかけている。29日にはテロは起きなかった。
 外務省によると、南アに在留届を出している日本人はおよそ1000人いるという。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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