シカゴIMM通貨先物ポジションの推移から為替市場の全体的な状況と投資マインドを読
み解きます。
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也
目次
▼IMMポジション ポンド/ドル
ポンドネットショート小幅に減少
ドル/円
IMMポジション ドル/円

ポイント
【円ネットショート小幅に増加】
8月16日時点で円のポジションは、ドルに対して2.9万枚の売り越し(ネットショート)。
ショートが積み増されたことから、ネットショートは前週から0.4万枚増加。
期間中のドル/円相場は、米7月消費者物価指数(CPI)が鈍化したことなどから一時131円台に下落したが、その後は米長期金利の持ち直しとともに134円台を回復した。
底堅い動きの中、投機筋は円安(ドル高)見通しをいくぶん強めたようだ。
ユーロ/ドル
IMMポジション ユーロ/ドル

ポイント
【ユーロネットショート増加】
8月16日時点でユーロのポジションは、ドルに対して4.3万枚の売り越し(ネットショート)。
ショートが大幅に増加したことから、ネットショートは前週から0.8万枚増加。
期間中のユーロ/ドル相場は、ロシアが欧州への天然ガス供給パイプラインの再開を準備しているとの報道を受け、1.0368ドル前後まで上昇したが、その後は一転して1.01ドル台へと下落。
欧州景気の先行き不安が広がる中、投機筋はユーロ売り持ちを増やしたようだ。
ポンド/ドル
IMMポジション ポンド/ドル

ポイント
【ポンドネットショート小幅に減少】
8月16日時点でポンドのポジションは、ドルに対して3.3万枚の売り越し(ネットショート)。
ロングの積み増し度合いがやや大きかったことから、ネットショートは前週から0.1万枚減少。
期間中のポンド/ドル相場は、一時1.2277ドル前後まで上昇したものの、1.2008ドル前後まで反落した。
英中銀(BOE)の利上げ期待と英景気後退懸念の綱引きで方向感のない動きだったことから、投機筋の動きはポジション調整の範囲内にとどまったようだ。
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IMMポジション
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神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年から外国為替市場に携わる為替アナリスト。証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社し、ドル/円スポット、資金(デポジット)、金利デリバティブなど国際金融商品の取引仲介業務を担当。2009年7月、外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・金融市場の調査・分析に従事。2011年12月より現職。
30年以上にわたる市場経験をもとに、個人FX投資家向けの相場解説・情報発信を行う。テレビ東京「Newsモーニングサテライト(モーサテ)」への出演をはじめ、NHK、日経CNBC、ストックボイスTV、ニッポン放送など、テレビ・ラジオ・新聞・WEBメディアへの出演・取材・コメント実績多数。
