読む前にチェック!最新FX為替情報

読む前にチェック!
最新FX為替情報
CFD銘柄を追加!

スプレッド
始値比
  • H
  • L
FX/為替レート一覧 FX/為替チャート一覧 株価指数/商品CFDレート一覧 株価指数/商品CFDチャート一覧

ドル/円:“ドル弱気”。下値余地を探る動きが継続。132円割れで終えた場合は一段のドル下落へ。


ドル/円:“ドル弱気”。下値余地を探る動きが継続。132円割れで終えた場合は一段のドル下落へ。

日足は3手連続陰線引けとなり上値を急角度で切り下げている。2手前の大陰線が今年3月に付けた114.65を基点として下値を切り上げてきたサポートラインを下抜けて終えており、短期トレンドに変化を生じさせている。3日間で5円もの下落を見ており、スピード調整で週初は下げ渋りとなってもおかしくないが、短期トレンドが変化して日が浅いことから、大幅な反発にはまだ繋がり難く、一段の下落リスクにより警戒する必要がある。今週中はドルの戻り売り方針で臨みたい。日足の上値抵抗は133.60-70,134.10-20,134.70-80,135.00-10に、下値抵抗は132.70-80,131.90-00,131.50-60にある。全て下抜けた場合は130.00割れトライへ。短期トレンドは135.00超えで終えれば“ニュートラル”な状態に戻すが、138円台に実体を戻して終えるまでは上値余地も拡がり難い。21日移動平均線は136.65に位置しており、この下に入り込んで短期トレンドは“ドル弱気”の流れにあるが、120日、200日線は127.55と122.27に位置しており、中期トレンドは“ドル強気”の流れを変えていない。  一方直近の週足は大陰線で終え、この足が今年3月のドルの急伸直前に付けた114.65を基点として急角度で下値を切り上げてきたサポートラインを下抜けた位置で終えており、短期トレンドに変化が生じている。これで7/14に付けた139.39が目先天井であった可能性が高くなり、今週も下値トライの動きが継続しよう。130.70-80に週足ベースで見た強い抵抗があるが、これを下抜けて越週した場合は128~129円台にある強い下値抵抗をどこまで切り崩せるかトライする動きへ。今週の週足ベースで見た上値抵抗は134.20-30,134.90-00,136.40-50,137.00-10に、下値抵抗は131.50-60,130.70-80,129.40-50,128.00-10にある。31週、62週移動平均線は124.82と118.13に位置しており、中期トレンドをサポートしている。  月足を見ると、7月足は上ヒゲが非常に長い陰線引けとなり、上値トライに失敗した形で越月している。この反動で今月は下値トライの動きが強まると見られるが、6月足が寄り付き安値の大陽線となったことや、長期トレンドが強い状態を保っていることから、この陽線の値幅(6月足の安値128.84)を割り込むほどの大幅な下げにもまだ繋がり難いと見られる。一方で、134.50~135.00,135.50~136.00に月足ベースで見た強い上値抵抗が出来ており、136円台に戻して越月しない限り、上値余地も拡がり難い。8月足の上値抵抗は、前述の134.50~135.00,135.50~136.00,138.00~138.50に、下値抵抗は130.00~130.50,128.50~129.00,124.50~125.00にある。31ヵ月、62ヵ月移動平均線は112.27と111.23にあり、長期トレンドは“ドル強気”の流れを変えていない。 今週の戦略は、ドル買いは今週いっぱい様子見。ドル売りは134.10-20で戻り売り。損切りは短期トレンドを“ニュートラル”な状態に戻す135.10に置く必要がある。 上値は133.60-70に軽い抵抗が、134.10-20,134.40-50,134.70-80に強い抵抗があり、反発余地が限られる展開が予想されるが、135.00-10の抵抗を上抜けて終えた場合は短期トレンドを“ニュートラル”な状態に戻して上値余地が若干拡がり易くなる。この場合でも136.00-10,136.50-60,137.00-10に強い抵抗が控えており、これら全てをクリアして138円台を回復して終えるまでは下値リスクを残すことになる。下値は、132.70-80,132.40-50,131.80-90,131.50-60に強い抵抗があるが、どこまで切り崩せるかトライする動きが継続しよう。全て下抜けた場合はもう一段下値余地が拡がり易くなるが、130.00以下から厚くなる強い下値抵抗にも注意したい。この下の抵抗は130.70-80,130.00±10銭、129.40-50。

ドル/円【日足】期間:2021/11/25~2022/07/29(移動平均線は21、120、200日、以下日足は同様)


ドル/円【週足】期間:2019/06/14~2022/07/29(移動平均線は31、62週、以下週足は同様)

ユーロ/円:短期トレンドは“ユーロ弱気”。一段の下落リスクに注意。

日足は2手連続陰線引けとなり上値を急角度で切り下げている。直近の陰線が下げエネルギーの強いものではないが、136.50-60の抵抗を守り切れずに終えており、一段の下落リスクにより警戒する必要がある。短期トレンドは139円台に実体を乗せて終えない限り変化しない。また、この場合でも141円台で越週するまでは下値リスクを残すことになる。一方下値は、134.90-00,133.20-30にやや強い抵抗が控えているが、132円も割り込んで終えた場合は新たな下落リスクに注意が必要となる。日足の上値抵抗は137.00-10,138.00-10,138.70-80,139.00-10に、下値抵抗は134.90-00,134.50-60,133.20-30,132.50-60にある。21日移動平均線は139.12にあり、この下に入り込んで短期トレンドは“ユーロ弱気”の流れにある。また、120日、200日線は136.20,133.71に位置しており、下値抵抗として働いているが、132円を割り込んで終えるか131.50割れを見た場合は新たな下落トレンド入りの可能性に注意が必要となる。 一方直近の週足は大陰線の出現となり、続落の可能性に繋がる可能性が高いものだが、132.00-10に日足、週足ベースで見た強い抵抗が控えており、これには何度か跳ね返される可能性も高い。但し、132円を割り込んで越週した場合は、中期トレンドも“弱気”に変化する可能性が生じて一段のユーロ下落リスクに注意が必要となる。今週の週足ベースで見た上値抵抗は137.00-10,137.70-80,139.00-10に、下値抵抗は134.10-20,132.50-60,132.00-10にある。31週、62週移動平均線は134.84と132.55に位置しており、中期トレンドをサポート中だが132円割れで越週した場合は、中期トレンドも“ユーロ弱気”に変化する。 月足を見ると、7月足は寄付き高値の大陰線で越月している。単体では下値リスクの高いものであることや、今年3月に付けた124.40を基点として下値を切り上げてきた流れから下抜けた位置で越月しており、続落の可能性により警戒する必要がある。8月足の上値抵抗が142.00~142.50にあり、これを上抜けて越月しない限り、“ユーロ強気”に変化しない。また、131.50~132.00に月足の下値抵抗があるが、131.50を割り込んで越月した場合は、中期トレンドも変化して125~126円台の長期的な下値抵抗をトライする動きが強まり易くなる。8月足の上値抵抗は140.00~140.50,142.00~142.50,145.00~145.50に、下値抵抗は134.00~134.50,131.50~132.00,125.50~126.00にある。31ヵ月、62ヵ月移動平均線は128.15と127.71に位置しており、長期トレンドは“ユーロ強気”の流れを変えていない。 今週の戦略は、ユーロ買いは今週いっぱい様子見か、132.00-10の押し目があれば買い狙い。損切りは131.40で撤退。ユーロ売りは137.00-10で戻り売り。137.60で浅めに撤退するか、深い場合は損切りを138.10に置く必要がある。 上値は、136.90-00に軽い抵抗が、137.10-20,137.50-60,138.00-10に強い抵抗があるが、138円台に実体を戻して引ければ下値リスクがやや後退、139円台で終えれば日足の形状が改善して上値トライの動きが強まり易くなる。この場合でも141.00超えで越週するまでは上値余地も拡がり難く、下値リスクを残すことになる。下値は135.50-60,135.10-20,134.90-00,134.50-60,134.00-10,133.20-30,132.50-60に強い抵抗があるが、どこまで切り崩せるかトライする動きが継続しよう。132円割れで終えるか、値動きの中で131.50割れを見た場合は、新たな下げエネルギーを得て一段のユーロ下落に繋がり易くなる。(川合 美智子)

ユーロ/円【日足】期間:2022/01/11~2022/07/29(移動平均線は21、120、200日) ユーロ/円【週足】

 

© 2022/WFXA
当社に無断で複製または転送することは、著作権の侵害にあたります。民法の損害賠償責任に問われ、著作権法第 119 条により罰せられますのでご注意ください。尚、このレポートは情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。